ジョージアの新アルミ缶、木下賞受賞の背景
日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ムラット・オズゲル)と東洋製罐株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:本多正憲)は、公益社団法人日本包装技術協会が主催する「第49回木下賞」において、「ジョージア」缶製品(内容量185g)が「研究開発部門」賞を受賞しました。この成果は、長年にわたる飲料容器の軽量化技術の取り組みが実を結んだものです。
軽量化の技術
2024年8月から採用された新しいアルミ飲料缶は、東洋製罐の「缶底耐圧強度向上技術(CBR: Compression Bottom Reform)」を取り入れており、従来の185g用缶に比べて資材使用量を1缶あたり13%削減しています。これにより、缶の胴部は従来の7.0 gから6.1 gに軽量化されており、薄いアルミ材でも安定した耐内圧性能を実現しています。
この技術は「Cans of the Year Awards 2020」のPrototype部門で金賞を受賞しており、缶底耐圧強度を高めながらも軽量化を果たすことが可能で、品質の両立を図っています。日本コカ・コーラと東洋製罐の強力なパートナーシップが生み出した成果です。
過去の受賞にも注目
実は、両社は昨年の第48回木下賞でも受賞しており、当時は100%リサイクルPETボトルを用いた「コカ・コーラ」(500ml)での容器軽量化が評価され、「改善合理化部門」賞を獲得しています。これにより、2年連続での受賞となりました。
コカ・コーラのサステナビリティへのコミットメント
コカ・コーラシステムは、今後も製品品質を維持しながら、容器の性能向上に取り組む方針です。このような新しい技術の採用は、環境への配慮だけでなく、消費者の利便性向上にも寄与しています。特に、ジョージアのアルミ缶製品は、以下の商品に適用されています。
- - ジョージア エメラルドマウンテンブレンド
- - ジョージア ゴールデンドリップ 微糖
- - ジョージア プラチナムブラック
- - ジョージア プライム ブレンド
木下賞の意義
木下賞は、包装界における優れた業績を称えるために設立された表彰制度で、毎年様々な分野で秀でた成果を上げた企業や個人に授与されます。この度の受賞は、包装技術の進化を示す重要な一歩です。
今後もコカ・コーラシステムは環境に優しい製品開発を進めていくことでしょう。最新の軽量化技術を採用したジョージアの新しい缶を手に取るのが楽しみですね。