春の「都をどり」
2025-01-14 14:34:25

京都の春を彩る「都をどり」、令和七年第百五十一回公演がスタート!

京都の春を彩る「都をどり」



祇園甲部の華やかな舞が春の京都を彩る「都をどり」。令和七年第百五十一回の公演が、2025年4月1日から30日まで、祇園甲部歌舞練場で開催されます。

祇園甲部の誇る伝統芸能


「都をどり」は、京都最大の花街、祇園甲部の約50名の芸妓舞妓たちが魅せる舞の公演で、通常はお座敷でしか見ることができない彼女たちの舞を、誰でも観賞できる貴重な機会です。今年の演題は『都風情四季彩(みやこのふぜいしきのいろどり)』で、京都の名所を巡る内容が特徴です。

昨年、記念すべき150回目の公演を終えたこの舞台は、創始200年を見据え、原点である京都の名所をテーマにしています。ひときわ目を引く舞の冒頭では、芸妓舞妓たちが浅葱色の着物を纏い、一斉に舞台に登場し、四季の風情を表現します。これに続く八景では、牛若丸と弁慶の伝説が織り込まれた五条橋の舞や、清水寺の風景に紅葉が映える優雅な舞が展開されます。

華やかな舞の世界


舞台は、合間に「ヨーイヤサー」という掛け声が響く中、何も遮られることなく続く舞の動きが、観客を引き込みます。また、舞の衣装は毎年新調される京友禅と西陣織によって作られ、その美しさは見る者の心を奪います。振付は人間国宝・五世井上八千代の指導のもと、伝承されています。

公演中は、舞台転換が一切行われず、間断なく次の場面が続く点も「都をどり」の独特な魅力です。生演奏による三味線や唄、鳴り物の音色が会場に響き、新たに書き下ろされた楽曲に合わせて、華やかな舞台が展開されます。

文化を体験する特別なお茶席


さらに、茶券付一等観覧券を購入すると、公演前にお点前が見られるお茶席が用意されています。舞妓による伝統的なお点前を味わいながら、芸妓たちとの心温まるひと時を楽しむことができます。茶室でのお菓子とお茶を味わう時間は、公演への期待感を一層高めてくれます。

「祇園 花街芸術資料館」のオープン


2024年5月には、祇園甲部の文化を紹介する「祇園 花街芸術資料館」もオープン予定です。ここでは、芸妓や舞妓を支える道具や、華やかな舞の衣装、歴代のポスターなどが展示され、観客が花街文化をより深く理解できる貴重な機会を提供します。

チケット情報と開催概要


「都をどり」は毎年多くの観客を魅了してきました。2025年の公演は公式HPで今から予約可能です。具体的な開催日時は、4月の1日から30日まで、週に1日休演日があります。各公演約1時間で、チケットは指定席で提供されています。

開催概要


  • - 公演名:都をどり
  • - 会期:2025年4月1日(火)~4月30日(水)
  • - 会場:祇園甲部歌舞練場
  • - 観覧料金:千円から、学生向けの料金もあり

登場するのは美しき舞妓たち。彼女たちが織り成す華やかで情緒あふれる舞の世界を、ぜひ体感してください。詳細や最新情報は公式HPをご確認ください。


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