音を視覚化する革新のメガネ「ONTELOPE Glass」
音を“見る”という全く新しい体験を提供する「ONTELOPE Glass」が、2025年11月5日よりクラウドファンディングを通じて支援募集を開始します。この画期的な製品は、聴覚に障害のある人々や健聴者双方に向けて、大切な音を視覚的に認識できる新たな可能性を開きます。開発を手がけたのは、東京都新宿区に本社を置く株式会社オンテロープで、プロボノとして活動する100名以上の専門家が参加しています。
背景と社会的意義
近年、イヤホンやヘッドホンの普及により、長時間の使用がもたらす“イヤホン難聴”という新たな問題が浮上しています。世界保健機関(WHO)は、2050年までに約25億人が何らかの聴覚障害を抱える可能性があると警告しています。このような状況下で、「ONTELOPE Glass」は聴覚の課題を克服し、特許技術を用いて音を目で見える光に変換することで、人間の感覚を拡張することを目的としています。
製品の特徴
このメガネは、左右のテンプルに配置された高感度マイクによって音をリアルタイムで収集します。音の高さや大きさ、時間変化を解析する独自のアルゴリズムによって、44個の特注LEDが音の特性を色と輝きへと変換。低音域は赤、中音域は緑、高音域は青から紫へと、視覚的に音を感じることが可能です。これにより、音の位置と特性をダイレクトに体感できる新しい体験を提供します。
デザインは、多くのデザイン賞を受賞している83Designが担当。洗練されたフォルムは、誰もが日常的に使いやすいアイテムを目指しています。加えて、一般的なメガネと同様に度付きレンズやサングラスレンズへの交換が可能で、日常生活に自然に溶け込むように設計されています。
日常生活での利用シーン
「ONTELOPE Glass」は、家庭の家電の運転音やインターホン、周囲からの呼びかけなど、重要な音を視覚で認識する手助けをしてくれます。特に、聴こえにくい方にとっては、必要な音を光として感じ取れることで、安心感が生まれます。また、コミュニケーションの場面では、言葉に込められた感情を光の色で感じ取ることができ、豊かな対話を促進することが期待されます。
これからの展望
ONTELOPEはこの技術を用いて、グローバルな展開を目指しています。音の存在を見える化することにより、聴覚支援の領域並びにアートや音楽などさまざまな分野において、新しい感覚体験を創出することを目指します。特に、音に関する非言語的な情報を広く共有することで、すべての人がより豊かに生活できる未来を創造します。
クラウドファンディングプロジェクトについて
本製品は、CCCグループが運営するクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて、2025年11月5日から12月31日まで支援を募集します。事前登録はすでに開始しており、詳細は専用ページを通じて確認できます。
展示イベント情報
発売前には、実際に「ONTELOPE Glass」を体験できる展示イベントも開催予定です。渋谷や代官山などの人気スポットで、期間限定で製品に触れられるチャンスをお見逃しなく。
「ONTELOPE Glass」は、今までにない感覚体験を提供し、コミュニケーションと音に対する理解を深める新たな道具となることでしょう。音と光が織りなす新しい世界へ、あなたも一歩踏み出してみませんか?