スーツ購入傾向とオーダースーツの人気
マイボイスコム株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)は、2025年4月1日から7日にかけて、スーツに関するインターネット調査を実施し、その結果を発表しました。調査対象は8,912名にのぼり、スーツの所有状況、着用頻度、購入場所、オーダースーツの人気について興味深いデータが得られました。
スーツ所有状況と着用場面
最初に調査されたのはスーツの所有状況です。回答者の約80%がスーツを所有しており、その保有数では「2~3着」が最も多い結果となりました。スーツの着用場面は「法事やお葬式」が54.7%を占め、次いで「仕事」や「結婚式」に利用されることが多いようです。特に男性の30代から50代にかけては、仕事での着用が目立ち、女性では40代から50代の割合が高いことが分かりました。
着用頻度について
次に着用頻度について調べたところ、スーツ所有者の41.5%が直近1年間にスーツを着用していないという驚きの結果が得られました。一方で、週に1回以上スーツを着るという回答は約16%に留まりました。特に男性の30代から50代では、週1回以上着ている人が約3割に達し、他の年齢層に比べて大きな幅があります。このことから、ビジネスシーンにおいての需要が浮き彫りになりました。
スーツの購入場所
スーツの購入場所に関しては、「スーツ量販店」が45.5%と最も多い結果となり、続いて「デパート」が23.9%、そして「大型スーパー」が18.4%と続いています。男性はスーツ量販店を6割以上が利用しており、女性はデパートと大型スーパーの利用が多いことが判明しました。また、スーツを10着以上所有する層ではデパートの利用が高く、オーダーメイド専門店の比率も上昇します。
購入店舗の選定基準
購入店舗を選ぶ際の重視点として、「品揃えが豊富」や「サイズが豊富」がそれぞれ約50%に達しています。そのほかには「価格が安い」や「自分の好みに合ったコンセプト」が約30%前後の支持を得ていました。男女間での選定基準に違いが見られ、女性は「自分の好みに合ったスタイル」が特に重視されていることが際立っています。
スーツ購入の傾向
直近3年間にスーツを購入した人の割合は約30%で、特に若年層の男性や女性においては、この傾向が顕著です。購入したスーツの中で、オーダースーツに関心が集まっていることも明らかになりました。
オーダースーツの状況
オーダースーツについては、スーツ購入者のうち約5割がオーダースーツを選択しており、男性では60%に達する結果となりました。特に30代の男性においては7割近くがオーダースーツを利用しています。オーダースーツのタイプは「フルオーダー」が5.4%、「イージーオーダー」が17.2%、「パターンオーダー」が27.7%となり、それぞれのニーズに応じた選択がされていることが伺えます。
購入時の不満点
一方で、スーツ購入者からの不満点も多く寄せられました。「サイズ測定が面倒」という声や、価格に対する不満、既製品の手直しによる違和感、選択肢の少なさなどが挙げられています。特に女性の回答者からは、サイズの不一致や、セット価格を勧められることに対する反発もあり、購買の際のストレスを感じていることが窺えます。
まとめ
この調査結果から、スーツの需要とオーダースーツの人気が浮き彫りになったことが確認できました。また、スーツ購入時の選定基準や不満点も明らかとなり、今後のスーツ市場における商品やサービスの向上に向けた指針となることでしょう。今後もスーツ文化の発展を見守りたいです。詳細な調査結果については
こちらを参照してください。