国立文楽劇場での秋の舞踊鑑賞会
国立文楽劇場が主催する「東西名流舞踊鑑賞会」が、今年も待ちに待った秋のシーズンに登場します。この公演は日本舞踊の名手たちが一堂に会し、二部構成で魅力的な舞踊を披露する特別なイベントです。令和の時代においてもなお、伝統文化が息づく日本の舞踊に触れる絶好の機会です。
公演概要
開催日と時間
日時: 2023年10月18日(土)
第1部: 13時開演(予定終了時間 15時15分)
第2部: 16時開演(予定終了時間 18時30分)
演目内容
第1部
1. 地歌『早舟』
速いテンポの三味線に乗せて、様々な歌が織り込まれています。舞の迫力とともに、観客を引き込むパフォーマンスが楽しみです。
2. 長唄『まかしょ』
「まかしょ」の掛け声が印象的なこの演目。江戸の町を舞台に、軽妙な動きで観客を魅了します。
3. 清元『吉野山』
文楽でもおなじみの演目で、名場面には佐藤忠信と静御前の「女雛男雛」が登場。感動的な物語が繰り広げられます。
4. 長唄『木賊刈』
知恵をもつ老人が、昔語りをしながら優雅な舞を魅せる作品です。浸る時間が楽しめます。
第2部
1. 一中節『都若衆万歳』
人気の美少年「若衆」が魅力的な万歳を披露。元禄期の歌舞伎文化が体感できる貴重な演目です。
2. 清元『築地明石町』
美人画を舞踊にした作品で、しっとりとした雰囲気の中に哀愁が漂います。女性の美しさを表現した演技に心が打たれます。
3. 長唄『安達ヶ原』
奥州の鬼女伝説を題材にした、感動的な長唄。老女の悲しみが深く描かれています。
4. 地歌『融』
光源氏のモデルとも言われる源融が幻想的な舞を披露。「融」の物語を基に夢のような時間が広がります。
料金
第1部: 7,000円(学生4,900円)
第2部: 7,000円(学生4,900円)
セット割引: 13,000円(同時購入時)
すべての席が均一料金で、気軽に楽しめるようになっています。
チケット取得方法
チケットは国立劇場チケットセンターで購入可能です。
電話予約: 午前10時〜午後6時
0570-07-9900 / 03-3230-3000(一部IP電話等)
インターネット予約:
国立劇場チケットセンター
進化する日本の伝統芸能に触れ、暮らしの中に潤いを与える素晴らしい舞踊鑑賞会へ、ぜひお越しください。芸術の秋、心に響くひとときをお楽しみに!