将棋教育の新展開
2026-09-01 17:22:11

高槻市が推進する将棋教育で子どもたちが伝統文化に触れる

高槻市での将棋教育の取り組み


高槻市が進める将棋の普及活動が、地域の子どもたちに新たな息吹を吹き込んでいます。「将棋のまち高槻」として知られるこの市は、古くから将棋との深い関わりを有し、最近では全小学校1年生を対象に将棋に触れる機会を提供する施策を展開しています。

この施策の重要な一環として、2022年度から市立小学1年生に高槻産の木材を使用した将棋駒が配布されており、将棋を通じて日本の伝統文化を学ぶことを目的としています。また日本将棋連盟に所属する棋士や女流棋士による出前授業も実施されています。

2023年9月1日には、本市に居住するプロ棋士・出口若武六段を講師に迎え、川西小学校で出前授業が行われました。この授業では、最初に担任の先生が、配布された将棋駒が高槻の森林の風倒木や間伐材を使っていることを説明し、森林環境の重要性について教育する「木育」が行われました。

次に、出口六段が「将棋駒に触れてみましょう」と呼びかけ、児童たちは自分の手で将棋駒を取り出し、その感触や香りを楽しみました。木の温もりを感じながら、次に待っていたのは、将棋駒を使った楽しい遊び「山崩し」です。児童たちは、将棋特有の礼儀作法や、対局前後に行うあいさつについても学び、将棋の楽しさだけでなく、その背後にある文化的な側面も体感しました。

授業の後、児童たちの反応は感動的でした。「山崩しが楽しかった」「将棋のあいさつを学べてよかった」との感想が聞かれ、出口六段も「将棋を通じてあいさつの大切さを学んでもらえて嬉しい」と笑顔を見せていました。

高槻市では、2024年1月まで各市立小学校で出前授業を継続的に行う予定です。将棋を通じて子どもたちが日本の伝統文化、特にコミュニケーションや礼儀作法の重要性を学び、豊かな人間性を育むこの取り組みは、まさに「将棋のまち高槻」としての地域の発展に寄与することでしょう。

将棋の魅力を子どもたちに伝えるこの活動は、地元産木材で作られた将棋駒が使用されることで地域経済をも支える仕組みとなっています。今後も高槻市が発信する将棋の魅力に、目が離せません。


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