10月の風が心地よく感じられる今日この頃、マイクロマガジン社のオトナ女子向け文芸レーベル「ことのは文庫」から、待望のイメージソングが発表されました。今回、テーマに取り扱われるのは、藤野ふじのによる新刊『待ち合わせは〈本の庭〉で吉祥寺・シェア型書店の小さな謎』です。この作品は、シェア型書店を舞台にしたビブリオ・ライトミステリであることから、その独特の雰囲気を表現した楽曲が求められました。
楽曲を手がけるのは、シンガーソングライターのみずほ。彼女は2015年2月、ガールズバンドとしてメジャーデビューを果たし、アニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のエンディング曲などで知られる存在になりました。バンド活動を経て、彼女はソロアーティストへと進化を遂げ、今では独自のスタイルで音楽界に新たな風を吹き込んでいます。彼女の楽曲は親しみやすいPOPスタイルが特徴で、誰でも耳に残るメロディーが魅力です。
新曲「ターコイズブルー」は、みずほが詞・曲・歌を手掛けています。彼女の巧妙な音楽センスが光るこの楽曲は、メロディーラインと歌詞の両方で、吉祥寺という場所が持つ独特の雰囲気を見事に表現しています。楽曲の背景には、作品のテーマである「本」を取り巻く謎が潜んでおり、聴く者を物語の中に引き込む力があります。
また、みずほは音楽制作に対して非常に真剣で、作詞作曲を全て手掛ける姿勢が評価されています。テーマを決定してから、わずか1週間で完成させるというそのスピード感とクオリティは、多くのファンを魅了しています。彼女の音楽に対する愛情と技術は、聴く者に直接伝わるものがあります。
新刊『待ち合わせは〈本の庭〉で吉祥寺・シェア型書店の小さな謎』は、単なるミステリー小説ではなく、吉祥寺を中心に人々が交差するさまざまなストーリーを描いており、シェア型書店という新しい形態の書店が舞台になっています。これによって、現代と古典的要素の融合が生まれ、読者に新たな視点を提供します。
本書は、10月20日に紙と電子版で同時発売される予定で、定価は781円。ISBN番号は9784867168523。特に、イラストを担当するにーなのアートが、物語の繊細さを際立たせており、視覚的にも楽しませてくれます。興味のある方は、ぜひ書店やオンラインストアで手に取ってみてください。
さらに、ことのは文庫は創刊6周年を迎え、その人気作に『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズや、あやかし物語『おまわりさんと招き猫』シリーズなどがあります。これからも、ことのは文庫のイベントや新刊情報に熱い視線を向けていきましょう。ぜひ、みずほの新曲「ターコイズブルー」を聴きながら、新たな読書体験へと旅立ってみませんか?