坂本龍一の音楽とメッセージを探るトークイベント開催決定
2023年3月に亡くなった坂本龍一さんが遺した音楽は、我々に何を伝えようとしていたのでしょうか。その答えを見つけるためのトークイベント、「坂本龍一が愛した音楽をひもとく Vol.2~『坂本龍一のプレイリスト』出版記念」が、2025年12月4日(木)に新宿で開催されます。このイベントは、坂本さんの音楽に対する深い愛情と知識をもつ二人の講演者によって行われ、参加者にとって特別な体験となることが期待されます。
イベント概要
イベントは、朝日カルチャーセンター新宿教室にて行われ、参加費は教室受講が4,268円(税込)、オンライン視聴は2,233円(税込)です。教室参加者は100名、オンライン視聴においては500名を収容できる限りがあるため、早めの申し込みが推奨されています。
登壇者には、坂本さんを長年にわたり取材してきた音楽ライターの吉村栄一さん、そしてロックバンドLUNA SEAやX JAPANのメンバーとして知られるSUGIZOさんが登場します。彼らは、坂本さんが愛した音楽について語り、その音楽が描くメッセージを参加者と共有する予定です。
坂本龍一さんと『プレイリスト』
坂本龍一さんは、彼自身の音楽活動に並行して多くの楽曲に触れ、その魅力を我々に“教授”してきました。彼の音楽の幅は広く、クラシックからジャズ、ロック、民族音楽、映画音楽、テクノポップ、アンビエントにまで及びます。特に、彼が選曲した150曲を収めた書籍『坂本龍一のプレイリスト』は、彼の音楽的影響や考え方を知るうえで貴重な資料となります。
このイベントでは、同書から特にブラック・ミュージックを中心に取り上げ、その曲が坂本さんの音楽にどのような影響を与え、何を伝えようとしていたのかを考察します。音楽の背後にあるメッセージを読み解く中で、坂本さんが残した音楽の価値を再確認できるでしょう。
登壇者紹介
吉村栄一さんは、月刊『広告批評』の編集者を経てフリーライターとして活動しており、坂本龍一に関する数々の著作を執筆しています。彼の豊富な知識と経験は、このイベントに深みをもたらします。
一方、SUGIZOさんは、作曲家やギタリストとしてだけでなく、音楽プロデューサーとしても知られています。彼の多面的な音楽活動と社会的な取り組みは、坂本さんの精神を引き継ぐものといえるでしょう。音楽だけでなく、環境や人権活動にも積極的に関わっているSUGIZOさんの視点は、参加者にとって新たな感覚をもたらすはずです。
参加方法
教室受講とオンライン視聴では申し込みページが異なるため、注意が必要です。興味がある方は、公式ウェブサイトを事前に確認し、早めに申し込むことをお勧めいたします。
この貴重な機会に、坂本龍一さんの音楽の深淵に触れ、彼が愛した音楽が伝えるメッセージを共に感じる素晴らしい経験をぜひお楽しみください。