2025年カンヌ国際映画祭で新たな挑戦が始まる!
2025年5月、フランスのカンヌで開催される「Marche du Film(マルシェ・ドゥ・フィルム)」が注目を集めています。本イベントは、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が主催し、経済産業省の支援を受けて行われます。期日)は5月13日から21日までの約一週間。ここでは、国際共同製作を支援する特別なプログラムが開催され、映画のプロデューサーやIP企画のプレゼンターが一堂に会します。
共創の場としての重要性
このプログラムでは、参加者たちが国際的なプロデューサーや支援団体とつながる機会を提供します。彼らは多国籍な制作環境における課題や最新のトレンドを共有し、共同制作の魅力についても深く学ぶことができます。そのために、VIPOは自らの専門知識を活かし、参加者が地域を越えて交流できる場を設定。国境を越えたアイデアの交換は、映画産業の未来に新たな風をもたらすことでしょう。
参加者の顔ぶれ
このプログラムにおいて参加が決まった映画プロデューサーやIP企画のプレゼンターは以下の通りです。
- - 竹中香子(一般社団法人ハイドロブラスト):フランスで多くの舞台に出演した俳優であり、共同企画や映画のプロデュースにも情熱を注いでいます。彼女の最新作『沼影市民プール』では初の長編プロデュースに挑戦し、評価を受けています。
- - 柳本千晶(Synepic Entertainment):アメリカでの制作経験を生かし、ドキュメンタリーや長編映画で数々の受賞歴を持つプロデューサー。現在は国際共同企画に力を入れ、インディペンデント映画の配信プラットフォームも立ち上げました。
- - 山田兼司(Tyken Inc.):日本ドラマ界で数々の賞を受賞した実績を持つプロデューサー。映画作品『怪物』や『ゴジラ-1.0』での成功を経て、2024年には正式にPGA会員として活動を拡張する予定です。
IP企画の新星たち
このプログラムには、劇的な成長が期待されるIP企画も参加しています。たとえば、
坂本達夫(コミスマ株式会社)による『I Wanna Be Your Girl』は、日本のマンガIPの海外展開を目指し、興味深い視点を提供します。また、
中山結衣(株式会社講談社)は『May you have delicious meals』を通じて新たな物語を探求し、グローバルなライセンス営業にも取り組んでいます。
未来に向けて
2025年のカンヌでのこの取り組みは、参加者たちにとってただのエンターテインメントに留まらず、互いに学び合い、共に成長するための重要なプラットフォームとなるでしょう。それぞれの知識と経験が結集することで、新たな創造性が生まれ、国際的な映画制作の未来を変える可能性が広がっています。このプログラムが成功を収め、映画産業の国際競争力を高めることを期待しています。