向井山朋子の新作
2025-12-18 12:54:30

向井山朋子が挑む身体の自己決定権 世界初演の新作パフォーマンス

向井山朋子が刻む新たな舞台芸術の潮流



2026年3月、京都芸術センターにて、向井山朋子による新作パフォーマンス『WE ARE THE HOUSE:パフォーマンス』が世界初演を迎えます。この作品は、2025年5月に実施された対話型プログラム『向井山朋子WE ARE THE HOUSE:サロン』から派生したもので、身体の自己決定権を中心に現代社会の重要なテーマを探求します。

身体の自己決定権を問い直す舞台



本作では、中絶、#MeToo運動、クィアの視点、家族のあり方、そして家父長制といった現代的な課題が取り上げられ、観客に対して「私の身体は、私のもの」という根源的な問いを投げかけます。アートとアクティビズムの交差点に立つこの作品は、対話、映像、音楽、そして身体表現を一つの舞台にまとめ上げ、ジャンルを超えた新しい形のアートを創造します。

このパフォーマンスでは、オランダの俳優・演出家ユスト・ファン・ボメルが重要な役割を果たし、中絶問題に取り組む国際的な活動家レベッカ・ゴンバーツを演じます。その一方で、レクチャー部分は山田由梨が主導し、討論とパフォーマンスが連携する魅力的な空間が生まれます。

対話型プログラムの生んだ創造



2025年に行われたサロン形式のプログラムは、オランダのアーティストたちが集まり、10日間にわたり様々なテーマについて議論を交わしました。この場での対話の蓄積が、新作パフォーマンスの基盤を形成しています。中絶の制度やアクセス、#MeTooに続くジェンダーの問題、クィア・フェミニズムの視点、家庭や身体性に関する歴史的文化的考察が行われ、参加者は啓発を受けると同時に、思考と交流を深めました。

このような背景から生まれた舞台は、観客にとっても新たな気づきを与えることが期待されます。向井山朋子の作品は、これらの議論を舞台上で「再構築」し、リアルな問題をより私たちの身近に感じさせてくれるのです。

公演情報と今後の展開



公演の日程は、2026年3月21日(土)と22日(日)で、京都芸術センターの講堂にて上演されます。料金は一般が4,000円、U30が3,500円、U18が2,000円、当日券は4,500円となっています。この作品は京都での初演後、世界各地へ巡回予定であり、京都から発信される国際的なクリエーションとしての意義も大きいです。

向井山朋子とユスト・ファン・ボメルのプロフィール



向井山朋子は1991年、国際ガウデアムス演奏家コンクールで日本人ピアニストとして初めての優勝を果たし、それ以来、女性性や身体の主権をテーマにした作品を世界中で発表してきました。独自のアプローチでアートを通した社会的な問いを投げかけ続けています。また、ユスト・ファン・ボメルは、自身の体験に基づいて現代社会の重要な問題に挑む舞台作品を生み出し続け、多くの観客に影響を与えています。

この新作パフォーマンスは、多くの人々に身体の自己決定権や現代社会の問題について考える機会を提供し、アートが持つ力を再認識させることでしょう。観客の心に残るメッセージが届けられることを期待して、注目が集まっています。

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京都芸術センターでは、このように多様な芸術文化に触れることができる場を提供しています。この機会を逃さず、ぜひ新たな感動体験を味わってみてはいかがでしょうか。


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