株式会社サンステラは、世界的なフィラメントブランドであるPolymakerが手掛ける新素材「パンクロマ™ PLA Gradient Matteフィラメント」を日本国内での販売を開始することを発表しました。発売日は2025年11月14日(金)で、同社の革新的な技術に基づいたこのフィラメントは、スプールを通じて徐々に色調が変化するユニークなデザインが特長です。プリントする造形物の形状、向き、厚みによって色が変化し、利用者にとって新たなクリエイティブの可能性を広げる製品です。単調な単色では実現できないダイナミックな見た目が得られ、自宅で手軽に木材のような質感を表現することも可能です。なお、この新フィラメントは、もともと「PolyTerra™ PLA Gradient Matte」として展開されていた製品であり、名称変更されたものです。
近年、3Dプリント技術が進化する中で、ユーザーのニーズも大きく変化しています。従来、技術的なプロトタイピングが主な用途でしたが、今や装飾的なモデルやアートワーク、さらにはインテリアプロップとしての需要が急増しています。こうした流れの中で、クリエイターたちはただ色がついたフィラメントだけでは満足せず、質感やグラデーション、表面の仕上げに対するニーズが高まっています。サンステラは、Polymakerの持つ色彩設計や高品質フィラメント製造における知見を生かし、クリエイターやモデラーに新たな表現のためのフィラメントを提供します。
この「パンクロマ™ PLA Gradient Matteフィラメント」は、フィラメントの直径が1.75 mmで、1000 gの内容量を持つスプール入りとなっています。さらに、6種類のカラーバリエーションが用意されており、Cappuccino、Dual Gradient Wood、Spring、Summer、Fall、Winter、Pastel Rainbowが選べます。推奨されるプリント温度は190 ~ 230 °Cで、ベッド温度は25 ~ 60 °Cとなっています。購入に関しては、サンステラ3DモールやPolymakerストア、Amazon、正規販売店を通じて行うことができます。
Polymakerは、3Dプリンターユーザーにとっての信頼の存在であり、年間500万巻を超える出荷実績を誇ります。高い品質と厳しい管理体制のおかげで、特に産業用途において高いシェアを維持しています。造形時のトラブル—反りやノズル詰まり—を解決するためのJam-Free™ Technologyを活用し、長時間の連続造形でも安定した結果を提供します。また、高性能なエンジニアリング素材や耐熱性に優れたHT-PLAなど、精密な仕上がりを支える強固な製品ラインナップを備えています。Polymakerのフィラメントは単なる材料にとどまらず、ユーザーが安心して造形に集中できる基盤を提供します。
株式会社サンステラは、3Dプリンター関連製品の輸入販売や技術サポートを専門に行っている商社であり、10年以上にわたって世界トップレベルの3Dプリンター、スキャナー、造形材料を取り扱っています。年間2,500台以上の販売実績を持ち、国内外ユーザーに対して安全な3Dプリンター環境を提供するために正規代理店契約を結び、サポートを行っています。此の度、日本市場に登場する「パンクロマ™ PLA Gradient Matte」は、今後の3Dプリンターフィラメント市場に新しい風を吹き込むことでしょう。