アラブ映画特集
2025-06-09 15:37:49

アラブ映画特集が東京外国語大学で開催 - 深まる文化理解

アラブ映画特集が東京外国語大学で開催!



東京都府中市に位置する東京外国語大学で、アラブ映画に焦点を当てた特集イベントが行われます。この特集では、運動と記憶というテーマのもと、2本のドキュメンタリー映画を上映することが決定しています。

第1回:『フェミニスト・インシャッラー:アラブ・フェミニズムの歴史を語る』



最初の上映は、2025年7月14日(月)18:00からです。この映画は、100年以上にわたるアラブ地域でのフェミニズム運動の歴史を描いています。映画の中では、20世紀初頭から現代までのフェミニズムの進展を追求し、エジプトやモロッコ、アルジェリア、チュニジアの様々な運動に光を当てています。

この作品の監督、フェリエル・ベン・マフムードは、アラブ女性が直面しているジェンダー不平等の問題を深く掘り下げ、ナショナリズムや植民地主義が女性解放運動に与える影響を考察しています。映画上映後には、東京外国語大学の後藤絵美准教授による解説と、ゲストパネラーたちの参加するパネルディスカッションも予定されています。専門家による視点を交えながら、背景となる社会情勢についても理解が深まります。

第2回:『土地と海』



次回の上映は、2025年7月19日(土)14:00から行われます。この映画は、レバノン内戦の影響を今なお受けている人々の姿を映し出し、その記憶をどう継承していくかを問いかけます。特に、内戦から50年を迎えた今、家族が失った愛する人たちの遺骨を求める姿は、深い苦悩と悲しみをもたらします。

ダニエル・ルーゴ監督は、戦争の証言者たちの顔を映さずに声だけを届けることで、内戦の影響を静かに描き出します。視聴者は、美しい海や街の風景の裏に潜む悲劇と向き合うことになります。上映後のトークでは、岡部友樹特命助教と児玉恵美により、家族が抱える苦しみや、記憶の重要性についての議論が展開されます。

入場について



どちらのイベントも入場は無料で、先着501名が対象となっています。事前登録が必要ですので、参加希望者は公式ウェブサイトから申し込みを行ってください。

  • - プログラムの詳細やチケット申し込みは、こちらを確認してください。

アラブ映画特集では、映像を通じた新たな文化理解の入口として、皆様の参加をお待ちしています。日本とアラブの関係、そしてフェミニズムや記憶の重要性について一緒に考える機会となることでしょう。


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