次世代メンブレン搭載の「TYPHON NOVA」が誕生!
フランスの名門アルパインブランド、ミレーが、2026年2月27日に新たなレインウェア「TYPHON NOVA」を発売すると発表しました。この製品は、新たに開発された防水透湿素材「TYPHON」を採用し、その最大の特長はわずかに“通気”する点にあります。これにより、着用直後から衣服内の湿気を速やかに排出し、常にドライで快適な状態へと保つことが可能です。
革新的なメンブレン素材
「TYPHON NOVA」に使用されているメンブレン素材は、延伸ポリプロピレンを採用した「TYPHON NOVA メンブレン」であり、ミレーとしては初の試みとなります。この素材は高い疎水性を持ち、長期間にわたって安定した性能を維持することが可能です。また、空孔率が約80%という微細な構造により、優れた透湿性と環境への適応力を実現しました。
この製品が登場する背景には、近年強化されつつあるPFAS規制があります。これまで多くのアウトドアウェアで使用されていたフッ素系素材が制限される中、ミレーはポリプロピレンの高い性能に注目しました。
ポリプロピレンの特長
ポリプロピレンが持つ特長は、以下の4点です。
1.
水を弾き、湿気を効率的に排出:この素材は非常に高い疎水性を有し、湿気や水分がメンブレン内部に滞留することがありません。
2.
軽量性:比重が約0.9と非常に低く、軽量な山岳用ウェアに最適です。
3.
長寿命:加水分解しにくく、長い間性能を維持します。
4.
寒冷地への適応:熱伝導率が低く、外気の影響を受けにくい性質を持っています。
特許技術による高性能
「TYPHON NOVAメンブレン」は、特許取得済みの「ドライストレッチ製法」にて製造されています。ポリプロピレン樹脂を特定条件下で急速に延伸し、内部に多数の微細な空孔を形成するこの製法により、メンブレンの厚みはわずか18マイクロメートルになっています。
体感できる透湿性
高い空孔率から生まれる通気性は、ユーザーに実感しやすい高次元の透湿性能を実現しています。これまでの無孔質構造では、濡れた服の内部に湿度が高まることで透湿が促進されるため、比較的穏やかな行動にしか適していませんでした。しかし「TYPHON NOVA」は、常に通気が行われるため、動きが激しい場面でも快適さが持続します。
弱点を克服したデザイン
寒冷地での使用時に気になる通気性の悪さも調整されています。氷点下での試験結果において、ポリプロピレン製メンブレンの方がポリウレタン製に比べて熱損失が少ないことが確認されています。このような高い温度適応性により、幅広い環境でも快適な着用感を実現しています。
日本の技術によるクオリティ
「TYPHON NOVA」の素材は、60デニールの平織りナイロンと20デニールのナイロントリコットを用いた3層構造になっています。ボンディング技術には高度な技術が必要で、高い空孔率による不安定さを克服したのは、日本の製造技術のおかげです。これにより安定した量産が可能になりました。
山岳アクティビティに最適
「TYPHON NOVA」は、特に本格的な登山活動に対応するために設計されています。表地の耐摩耗性は、従来のモデルよりも約150%向上し、高負荷環境下でも性能が損なわれにくくなっています。これにより、重いザックを背負った長時間の行動でも安心です。
バリエーション豊かなTYPHONシリーズ
新たな「TYPHON NOVA」の登場で、TYPHONシリーズはさらに多様なシチュエーションに対応できるラインナップとなりました。しなやかさを重視した「TYPHON」、超軽量を追求した「TYPHON PHANTOM」、通気性と耐久性を兼ね備えた「TYPHON NOVA」が揃い、それぞれの特性がアウトドアアクティビティをさらに快適にします。
この新しいレインウェアは、走ったり、登ったりするすべてのアウトドアイベントにおいて保護と快適さを提供する頼もしいパートナーとなるでしょう。