カメムシふりかけ登場
2025-03-18 12:01:25

世界的ベーシスト今沢カゲロウが手掛けるカメムシふりかけを開発!

近畿大学発のベンチャー企業、株式会社POIが、世界的なベーシストであり、作曲家、昆虫画家、昆虫食の開発者でもある今沢カゲロウ氏とのコラボレーションにより、注目の新商品「カメロウ」を開発しています。このカメムシふりかけは、2025年6月12日の発売を予定しています。

このプロジェクトは、近年の昆虫食市場の変化を背景にしており、国連の報告書が出た2013年以降、昆虫食は注目され続けています。しかし、コロナ禍を経て「コオロギ=昆虫食」という先入観が生まれ、政府やメディアによる不正確な情報も広まりました。その影響で、コオロギを扱う企業の多くが資金繰りに苦しむ事態に陥りました。そこで、今沢氏からカメムシに関するアイデアが提案され、実際にその活用が始まったのです。

カメムシはその独特の香りで知られ、農業においては敵視されていますが、実はその香りには興味深いポテンシャルがあります。特定のカメムシはパクチーのような香りを持つとされ、また、タガメは青リンゴのような香りがすると言われています。これらの特性を活かして、カメムシを用いた新しいふりかけを開発するという取り組みが進められています。

この「カメロウ」はただのふりかけではありません。ご飯だけでなく、サラダや肉料理に振りかけたり、お湯で溶いてスープにするなど、多彩な使い方が可能です。さらに、商品開発の過程では、カメムシの風味を引き立てるために、エスニックなテイストも取り入れ、東南アジア料理を思わせるような風味が楽しめるよう努めています。

製造は、今までの活動を通じて得た地域の情報を基にする予定で、特に兵庫県佐用町や茨城県日立市からカメムシを調達する旨が示されています。このような地元の素材を使うことで、地域経済にも貢献したいとの考えもあるようです。さらに、パッケージデザインには、今沢氏のオリジナル昆虫画が採用されており、美しさとメッセージ性を兼ね備えたビジュアルが期待されています。

また、予約特典として、カメムシの羽音と今沢氏が演奏するベース音源を収録した特典も準備中です。「カメロウ」を予約すると、特別な音源も楽しむことができます。

POIの代表、清水和輝氏は、『昆虫は美味しいという事実がある一方で、一般の食卓に並ぶのは難しいのも事実。だからこそ、珍しさや特別な効果を求めず、昆虫本来の味を楽しむ新しい形として申し出ました。その結果、唯一無二の昆虫食が誕生したと思います。』と語ります。

昆虫食の受け入れは、まだ一般的とは言えませんが、新たな挑戦として、今回の「カメロウ」は消費者の可能性を広げる一歩になることでしょう。今後もPOIは、独自の昆虫食商品開発やOEM事業を継続し、さらなる提案を行っていく予定です。サステナビリティを考えた食の選択肢が広がることを願っています。


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