小学生が選ぶ人気アーティストランキングでMrs. GREEN APPLEが1位に!
2024年と2025年に実施された『コロコロコミック』の読者アンケート結果が発表され、小学生が選ぶ好きなアーティストランキングで、Mrs. GREEN APPLEが圧倒的な1位を獲得しました。この結果は単なる人気の指標を越え、小学生の音楽に対する意識や環境についての示唆を与えています。
アーティストの多様性
今回のランキングでは、2位にYOASOBI、3位にCreepy Nuts、ONE OK ROCK、SEKAI NO OWARIが入っており、現代のヒットチャートをしっかりと反映しています。一方で、6位には懐かしのロックバンドB'zやL'Arc-en-Ciel、さらには9位に伝説のバンド・ビートルズが入るなど、幅広い世代のアーティストがランクインしました。これは、小学生たちの音楽の楽しみ方が時代を超えて進化していることを示しています。
音楽に対する関心の高さ
音楽に対しての興味が、どのように小学生の日常に影響しているのか、次のアンケート結果からも伺えます。興味深いことに、現在「習っている楽器」の調査でも、最も多い回答は「なし」となりましたが、定番の「ピアノ」に続き、「ギター」や「ドラム」といったバンドルック系の楽器も多く、これらの楽器に対する関心が高いことが分かります。
特に「これから始めたい楽器」という質問に対しては、1位が「ドラム」で27.6%、2位が「ギター」で25.7%と、人気のバンド活動を意識した結果が反映されていると言えそうです。子供たちはYouTubeやテレビで見るアーティストのパフォーマンスを通じて、自分も演奏を楽しんでみたいと感じているのかもしれません。
家庭のサブスク利用とSNS
音楽に関する興味の広がりには、家庭環境も影響しているようです。調査によると、家庭でのサブスクリプションサービスの利用率は非常に高く、56.6%の家庭が「Amazon Prime」を使用しています。音楽配信サービスも含め、家庭内で多様な音楽コンテンツに触れることができる環境が整っています。一方で、小学生自身がSNSアカウントを持つ割合は25%未満という結果になり、彼らのSNS利用は比較的控えめであることも明らかになりました。
新世代の音楽体験
学校や家庭での音楽体験が、子供たちの好きなアーティストや習いたい楽器に影響を与えていることがわかりました。特に、小林浩一所長が指摘するように、Mrs. GREEN APPLEの人気が高まる背景には、家庭での音楽体験や、サブスクリプションサービスからの楽曲の親しみやすさが寄与していると考えられます。
音楽は単なる趣味を超え、ファミリーが共有する新しい文化としての側面も持ち合わせていると言えるでしょう。これからの音楽文化を共創していくうえで、『コロコロコミック研究所』は、子どもたちのリアルな音楽体験を大事にし、新たな企画を通じて家庭のエンターテイメントの形を育んでいくことでしょう。いよいよ、次世代の音楽文化が始まろうとしています。