中谷潤人の激闘
2025-08-11 05:26:24

中谷潤人が西田との統一戦を振り返る!WOWOWエキサイトマッチSP

中谷潤人が西田との統一戦を振り返る!



2023年8月11日、WOWOW特別番組「エキサイトマッチSP」が放送され、WBC、IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人が、西田凌佑との王座統一戦を振り返りました。彼は6月8日に東京・有明コロシアムで行われたこの試合を「楽しかった」とし、セルフ解説を交えて思い出を語りました。

中谷選手はこの試合で6回終了TKO勝ちを収め、保持していたWBCの王座にIBFのベルトを加えました。この試合は「年間最高試合」とも評される激闘であり、中谷は「練習の成果が出せて良かった。この試合を通じて、自分の幅が広がった」と満足した様子で振り返りました。

統一戦の実情



対戦相手の西田選手は、全試合勝利を収めているIBF王者であり、両者ともに約170cmと体格も似通っています。試合当初、中谷は「西田選手は距離を支配してきますし、右手の使い方が巧み」とライバルを分析。1ラウンドからアグレッシブに攻撃に出る作戦を決めており、自ら接近して積極的な打撃戦を展開しました。

「試合前から1ラウンド目から行くつもりだったので、いい出足ができた」と中谷は自信満々に語り、その戦略はロサンゼルスでの合宿時から練り上げてきたものです。

試合はサウスポー同士となり、注目の中で始まりましたが、徐々に西田も反撃を開始し、3回、4回にはボディブローを中心に攻め立てました。それでも中谷は「焦ることはなかった」と冷静に対応。5回にはドクターのチェックが入るほどの西田選手の異変にも気づきました。

戦術的に優位に立つ



中谷は攻撃の手を緩めず、5回及び6回は再びアグレッシブに出て、相手へ痛打を与えます。「体にダメージを与えることを考えていた」と話し、右肩を狙って攻め続けました。試合は7回の開始前に西田陣営が棄権を申し出た結果、6回のTKO勝ちという形で幕を閉じました。

この勝利で、中谷は世界戦の成績を10戦全勝(9KO)に。彼は試合後のコメントで「大振りになってしまったところは反省点だが、勝てたことに満足している」と述べました。

スーパー・バンタム級への転向



注目すべきは、中谷選手の今後です。来年5月には井上尚弥選手との対戦が期待されていますが、バンタム級からスーパー・バンタム級へと転向する可能性も高いとのことです。この転向に向けたトレーニングも進められており、「スーパー・バンタム級を見据えてトレーニングしています」と明かしました。

中谷選手の次戦については未確定ですが、報道では12月27日にサウジアラビアで行われる井上選手の防衛戦にも出場するのではとの声も上がっています。中谷は「井上選手の試合を観ることができれば、より意識されると思う」と期待を寄せています。

次回の対戦相手には、井上選手と戦ったWBA1位のラモン・カルデナスが有力視されています。「右構えの選手なら誰でも挑む」との自信をみせる中谷選手。環境が変わる中でどのようなパフォーマンスを見せるのでしょうか。

中谷潤人選手の今後の展開に、目が離せません。放送はWOWOWで行われる特別番組『エキサイトマッチSP』です。イベントをお楽しみに!


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