三上晴子追悼展
2025-09-19 14:41:27

三上晴子を偲ぶ追悼展「MIKAMI MEME 2025」が新宿で開催へ

三上晴子追悼展「MIKAMI MEME 2025」が新宿で開催



2025年10月18日から11月22日まで、東京・新宿の√K Contemporaryにて、メディアアートの先駆者である三上晴子の没後10年を記念した追悼展「MIKAMI MEME 2025|三上晴子と創造のミーム」が開かれます。三上は1961年に生まれ、2015年に急逝するまで、芸術界に多大な影響を与えたアーティストです。彼女は特に、1980年代半ばに鉄のジャンクを使った作品で名声を得、続く人生の中で脳や身体、コンピュータをテーマに多様な表現へと展開しました。

この展覧会は、三上晴子のアートに対する独自の視点を再評価し、彼女が追求したテーマが現在の技術や社会情勢とどのように結びついているのかを探求する機会となります。特に、近年のデータ監視やAI技術の進展、そしてパンデミックや戦争の影響が彼女のアートを新たな光で照らし出します。

三上の作品や思想は、今日まで多くの人々に影響を与えており、訪れる人々には彼女の持つ前衛的な視点が思考を刺激することでしょう。それは、見えない情報の流れを捉える力を持った作品たちを通じて、私たちが生きる現代社会との新しい関係性を築くためのきっかけとなります。

アーティストと参加者


展覧会では、三上晴子と深い関係を持つアーティストたちの作品も同時に展示されます。80年代後半に彼女と共同作業を行った飴屋法水、山川冬樹、平川紀道、三原聡一郎、毛利悠子、やんツーなど、多彩な才能が揃い、各々の作品には三上から受け継いだ「MIKAMI MEME」が流れ込んでいます。これらのアーティストたちの作品を通じて、三上の影響を受けた新たな創造性の波を感じることができるでしょう。

「MIKAMI MEME」は、情報のフローや偶然性、観客との対話などをテーマにしたコンセプトであり、展覧会を訪れることで、参加者皆が自身のミームを育む場となることを期待しています。特に、11月3日には飴屋法水によるパフォーマンス《バリカーデ》が予定されており、彼女の作品がどのように生き続けているかを体感できる貴重な機会となるでしょう。

企画と開催情報


本展は一般社団法人日本美術継承協会の主催により実現し、企画・キュレーションには四方幸子と渡邉朋也が携わります。開場は13時から19時、主な休廊日は日曜と月曜日ですが、11月3日(月・祝)は特別に開廊します。また、初日の10月17日にはレセプションも予定されています。

この展覧会は、三上晴子と彼女の思想が今もなお影響を与えていることを証明する、アートシーンにおいて重要なピースとなることでしょう。参加アーティストたちの作品を通じて、彼女の視点を新たに再発見する機会をどうぞお見逃しなく。詳細は√K ContemporaryのウェブサイトやSNSにて随時発表される予定です。

展覧会情報


  • - タイトル: MIKAMI MEME 2025|三上晴子と創造のミーム
  • - 会期: 2025年10月18日(土)〜11月22日(土)
  • - 時間: 13:00 - 19:00
  • - 休廊: 日曜・月曜(11月3日は開廊)
  • - 場所: √K Contemporary(新宿区南町6)

本展が、三上晴子の遺した情報ノードとしての「MIKAMI MEME」を新たな視点で探求する場となることを期待しています。


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