今野敏の『任俠』シリーズ累計100万部突破
今野敏氏による人気小説『任俠』シリーズが、6月20日の新刊『任俠楽団』の発売をもって、なんと累計100万部を突破しました。このシリーズは、任俠団体「阿岐本組」が主人公として、さまざまな経営再建に奮闘する物語を描いています。読者からも愛され続けてきたこの作品群は、計7作品が刊行されており、いずれも独特の魅力を放っています。
物語の核心
『任俠』シリーズは、組長の阿岐本雄蔵と彼の助手である日村誠司、そして4人の組員がチームとなり、出版社や学校、病院、さらには映画館やオーケストラまで、数多くの危機に直面する様子を描写しています。彼らは、それぞれの施設を救うために奮闘し、読者に感動を与えています。この作品には、義理や人情、そして仲間の絆が色濃く表現されており、日本文化に深く根ざした任俠の精神が溢れています。
映画化の成功
また、2019年9月には『任俠学園』が映画化され、西島秀俊さんと西田敏行さんが主演を務めました。この映画は、大きな話題を呼び、より多くの人々に任俠シリーズの魅力を広める結果となりました。特に、阿岐本組が暴力団(指定団体)ではないという設定が、社会的に敏感なテーマを巧みに描いているところにも注目が集まっています。
新刊展開と記念プレゼント企画
今回、累計100万部突破を記念し、新刊『任俠楽団』と既刊の文庫5点をセットケースにて書店店頭で展開中です。これは、阿岐本組のメンバーが賑やかに配置され、目を引く陳列となっています。さらに、特別なプレゼントキャンペーンも実施中で、読者の皆さんにはチャンスがあります。キャンペーン帯に付いている応募券を集め、自らの手で必要事項を記入して応募することで、豪華賞品が当たる可能性があります。
各賞の内容
1.
読売日本交響楽団「第九」特別演奏会 - 12月26日・東京芸術劇場で開催される演奏会のA席チケットが抽選で4組8名に。
2.
オリジナル湯呑み - 100万部突破記念の特製湯呑みが50名にプレゼント。
3.
オリジナル絵葉書セット - 山﨑杉夫氏による特製ケース入りの絵葉書セットが100名に。
4.
オリジナル温泉の素 - 檜の香りが楽しめる温泉の素が150名分用意されている。
応募期間は9月17日消印有効まで、詳細は特設ページで確認できます。また、 数々の受賞歴を持つ今野敏氏からの応援メッセージも届いており、感謝の思いを語っています。
今野敏のプロフィール
今野敏氏は1955年、北海道三笠市に生まれました。1978年にデビューし、以降多岐にわたるジャンルで創作を続け、数々の文学賞を受賞しています。特に『隠蔽捜査』シリーズは人気を博し、吉川英治文学新人賞や日本推理作家協会賞など、多くの栄誉を獲得しました。
彼の公式HPでは作品の最新情報も発信されています。任俠シリーズの新刊が出たばかりの今、彼の作品に触れてみるチャンスです。