鈴々舎美馬が台湾で挑む！リアルあかね噺の瞬間を体験

鈴々舎美馬が台北で落語会を開催！

落語家の鈴々舎美馬（れいれいしゃみーま）が台湾・台北市にてユニークな落語公演を行いました。今回の公演は、当地で、言葉や文化の違いを越えた笑いの可能性に挑戦する試みでもありました。特に、YouTubeで公開された新作動画「【落語家海外】台湾で笑いを取れ！」では、その模様がリアルに伝えられています。

異国の地での挑戦

この落語会は、台湾人落語家である開楽亭凡笑（だいかいせい）との交流から生まれた企画です。美馬氏は、実際に台湾で観た中国語による落語に感銘を受け、自らの初の海外公演を決意しました。選んだ演目は「かぼちゃ屋」でした。これは過去に相模原で演じた際の悔しい思いがあり、リベンジの意味を込めて挑戦しました。

笑いは言葉を超える

公演当日、美馬の噺は日本語で行われましたが、観客は通訳なしに彼の話を楽しみました。その理由は、美馬の演技が持つ“間”や“声の抑揚”、そして真心にあふれた表情によって、言葉の壁を超えた笑いが生まれたからです。特に、美馬の台湾語の一言には大爆笑が巻き起こり、観客と彼の間に特別な空気が流れました。まさに落語の真髄とも言える瞬間です。

美馬氏は、「落語は言葉ではない」と振り返り、台湾で得た自信と感動を語ります。この挑戦は一人の若手落語家が自身を成長させる旅であり、魂のこもったパフォーマンスを通じて、多くの観客に感動を与えました。

「メモリプラクゴ」での新たな試み

美馬は、台湾公演に限らず様々な挑戦を行っています。その一環として、「メモリプラクゴ」という企画も進めています。これは、人生の節目を祝うための演出であり、特に高齢者の長寿をテーマにした“オーダーメイド落語”を提供するプロジェクトです。聞き取りしたエピソードを元に、個々の人生をユーモアを交えて語り、観客を笑顔にします。

この取り組みでは、家族の物語や絆を確認する瞬間が生まれ、笑いだけでなく、心温まる感動も与えています。美馬は「落語は単なる娯楽以上のもので、人生を称える芸だ」と語り、観客の心を鷲掴みにします。

若手落語家としての未来

鈴々舎美馬は、相模原出身の若手落語家であり、大学在学中から落語の世界での実力を示してきました。その後、落語界の巨星である十代目鈴々舎馬風に入門し、数々の舞台で成果を上げてきました。2023年には二ツ目に昇進し、将来性のある若手落語家として注目を集めています。

今後の活躍が期待される彼女ですが、特に2024年のNHK新人落語大賞や相模原若手落語家選手権への参加が注目です。これからの進化が楽しみで、彼女の挑戦は続いていくでしょう。

台湾での経験を通じて、鈴々舎美馬の落語はさらに広がりを見せることでしょう。
彼女のパフォーマンスは、落語の枠を超えた新しい笑いの形を提示するものであり、観客に感動を与え続けることでしょう。

公式YouTubeチャンネルもぜひご覧ください。詳細はこちらから！