榎本健一の波乱に満ちた人生を描く音楽劇『エノケン』が2025年に上演決定！

音楽劇『エノケン』上演決定！

2025年の秋、喜劇俳優・榎本健一の波乱に満ちた人生を描いた音楽劇『エノケン』が東京のシアタークリエで上演されることが決定しました。作を又吉直樹が手がけ、演出はシライケイタが担当する本作は、榎本の生涯や彼を支えた人々のドラマを音楽とともに楽しむことができます。

榎本健一とは？

榎本健一、通称“エノケン”は、昭和の時代に多くの人々に愛された喜劇俳優です。彼は戦前・戦中・戦後にかけて、日本の喜劇界で数々の功績を残し、特に東京・浅草での活動から全国的な人気を得ました。エノケンは自身の劇団を率い、ジャズとナンセンスなギャグを融合させた新しい形の喜劇を創造しました。

彼の舞台は、観客を笑いで包み込み、喜劇が持つ力を世に知らしめました。易しい言葉の底に潜む、彼の深い人間性は、晩年には病に苦しみ続けたにも関わらず、彼にとって舞台と共にあることが生きがいでありました。

豪華キャスト陣

本作では、榎本健一を市村正親が演じます。市村は、エノケンが持っていた人間的な魅力をしっかりと表現したいと意気込みを語っています。彼は喜劇に対する真剣な思いを込め、観客に新しい形の舞台をお届けすることを目指しています。

また、松雪泰子はエノケンの二人の妻を演じることになります。異なる性質を持つ彼女たちがエノケンをどのように支えていたのかを表現し、深く分析した役作りに挑むとのことです。さらに、本田響矢がエノケンの息子役を務めるなど、豪華なキャストが揃っています。