ザ・ノース・フェイスが再利用プラスチック生地の製品を発表！

環境に優しい革新！ザ・ノース・フェイスの新製品

2025年3月28日、アウターウェア業界のパイオニアであるザ・ノース・フェイスが、環境に配慮した次世代GORE-TEXプロダクトを発表しました。この新製品は、コスタリカの遠隔地域で収集されたプラスチック廃棄物をリサイクルし、BIONIC社の生地を使用した「マウンテンラウンダージャケット」です。日本のパートナーブランドとして初めてとなるこの製品は、持続可能性と高性能を兼ね備えています。

コスタリカの環境問題と協働プロジェクト

コスタリカのコバノ地区では、リサイクルインフラが整っていなかったため、プラスチック廃棄物が海に流出する問題が深刻でした。この問題を解決するために、BIONIC社とゴア社は協力してプラスチック廃棄物の海への流入を防ぐプロジェクトを始動。BIONIC社は地元コミュニティを支援し、プラスチックのリサイクルを促進する取り組みを行っています。また、ゴア社はサプライチェーンの構築や材料科学の技術を提供し、強固なリサイクルインフラを確立しています。「Stronger Thread, Greater Good（より強い糸で、より良い社会へ）」をモットーにして活動を続けています。

GORE-TEXの次世代機能

新たに採用されたBIONIC社のリサイクル生地を用いたGORE-TEXラミネートは、耐久防水性、防風性、透湿性を兼ね備えています。このラミネートは、50％がコスタリカで回収されたプラスチック廃棄物、残りの50％が他の自治体で集められたリサイクル素材から作られています。徹底したテストをクリアしたこの製品は、GORE-TEXブランドの厳格な品質基準を満たしています。

革新的デザインと機能性

ザ・ノース・フェイスの「マウンテンラウンダージャケット」は、革新的なePEメンブレンを用いた3層構造のジャケットで、防水性と透湿性のバランスも優れています。素材には50デニールの100%リサイクルポリエステルが採用され、裏地にも100%リサイクルポリエステルの原液着色生地が使われています。フロント部分はダブルフラップで防水性が向上し、スランティングポケットもフラップ付きで雨の侵入を防ぐ構造になっています。また、フードはヘルメットの上からでも着用できる設計で、コンパクトに収納可能なスタッフサックも付属しています。

エントリーユーザーにおすすめのジャケット

このジャケットは、広いフィット感を持つボックスシルエットで、ミドラーの上からも重ね着しやすく、幅広いアウトドアシーンで活躍します。エントリーユーザーにも取り入れやすい機能満載で、これからのアウトドア活動に最適な一枚となるでしょう。日本国内での初の展開となるこの製品は、環境問題への意識が高まる今、アウトドアシーンでの新しいスタンダードを築いていくことでしょう。

未来を示唆するデザイン

さらに、GORE-TEXの新製品は、2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。その中でも「明日を拓くデザイン、未来を示唆するデザイン」として約100件に選出され、次世代GORE-TEXプロダクトは新たなスタンダードとして注目されています。環境に配慮した製品として、多くの人々に愛されること間違いなしです。

まとめ

ザ・ノース・フェイスが発表した「マウンテンラウンダージャケット」は、環境問題にアプローチしつつ、機能性にも優れた製品です。BIONIC社との協働によりリサイクル素材を効果的に使用し、持続可能な未来への一歩を踏み出しました。これからのアウトドアライフスタイルを考える上でも、この製品は見逃せません。詳しくは、ザ・ノース・フェイスの公式サイトで確認できます。