新たなる時を刻む、ゼニスのダブルネームモデル
2026年6月2日、東京にて、時計の名門ゼニスが、新しい傑作「G.F.J. Double Signed with NAOYA HIDA & Co.」を発表しました。このモデルは、ゼニスの誇る時計製造の技術に、日本の独立系時計メーカー・NAOYA HIDA & Co.が持つ精妙なデザインが加わったものです。このコラボレーションは、双方のブランドの特色を融合させ、新たな時の解釈を提供しています。
ゼニスは、その根本に高精度の時計製造とクラフツマンシップを掲げており、特にキャリバー135はその象徴的存在です。このムーブメントは、過去の天文台クロノメーターコンクールにおいて数多くの栄冠を獲得し、その技術の高さが世界中に認められています。ゼニスが2022年に発表した限定モデルでは、専門時計師であるカリ・ヴティライネン氏による1950年代の技術が再現され、現代の時計製造に新しい息吹を吹き込みました。そして2025年には、ゼニス創業160周年を記念して、キャリバー135が新設計され、改めてその価値を認識されています。
NAOYA HIDA & Co.との邂逅
今回のプロジェクトで特に注目すべきは、NAOYA HIDA & Co.とのコラボレーションです。このブランドは、時計製造を通じた日本の知恵と独創性を追求しており、彼らのデザインは控えめでありながら、深い魅力を持っています。飛田直哉氏との協業は、単なるビジネスの枠を超え、彼が長年にわたって親しんできたキャリバー135との邂逅を果たし、その象徴性に新たな視点を加えています。
「Double Signed」というプロジェクトは、時計製造の共同作業の新たな形を提示するもので、両者の文化と技術が交差する場となっています。オリジナルのデザインに敬意を払いつつ、NAOYA HIDA & Co.の伝統的な美学と現代的な感性が融合された時計が誕生しました。これにより、時間の概念が新たに捉え直され、時計愛好家にとっても新たな価値を提供しています。
緻密なデザインと高精度のムーブメント
このダブルネームモデルは、エレガントな39mmのプラチナケースに収められ、10本限定で生産されます。時計の文字盤には、微細加工技術を用いて彫り込まれたダブルシグネチャーが施され、3つのアラビックインデックスは熟練の彫金師によって手作業で仕上げられています。これにより、オリジナルのエッセンスを保ちつつ、現代的なデザインも感じさせる美しい仕上がりとなっています。
また、ムーブメントのキャリバー135は、現代的に再設計されており、パワーリザーブが約72時間に延ばされています。日差±2秒の高精度を誇り、COSCによるクロノメーター認定も取得しています。巨匠フレックが設計したダブルアロー形の調速機構やブレゲ式ヒゲゼンマイを搭載し、精密な調整が可能となっています。これにより、時計としての機能性も極めて高いものとなりました。
多彩なストラップが付属
この時計には、さまざまな表情に合わせて選べる3本のストラップが付属しています。日本の姫路黒桟革、国産牛革、そしてカイハラデニムといった素材は、それぞれ独自の魅力を持っており、時計に合わさることでさらなる深みを加えています。特に姫路黒桟革のストラップは、天然皮革の美しさと伝統的な漆塗り技術が融合しており、時計の高級感を一層引き立てます。
まとめ
ゼニスとNAOYA HIDA & Co.による「G.F.J. Double Signed」は、両者のヒストリーと技術が融合した現代の手仕事を感じさせる作品です。この時計は、時間を超越した美しさと、思考を促す本質を持った一品です。ゼニスの新たな試みに驚かされるとともに、この限定モデルがどれほど多くの時計愛好家に影響を与えるのか、今後の展開に期待が高まります。