鹿児島県奄美市に位置する西平酒造が、新しいスタイルの熟成酒「NISHIHIRA's Sonic Aging」を発表しました。この商品は、奄美大島の特産品である黒糖焼酎をベースに、Rock、レゲエ、Hip hop、House、ラテン、そしてシマウタ(奄美民謡)の6つの異なる音楽ジャンルを聴かせながら熟成させた、まさに新感覚の一品です。
音楽との融合が生む新たな風味
「NISHIHIRA's Sonic Aging」では、それぞれ異なる音楽の振動が樽内の原酒に影響を与え、その結果、豊かな香りや個性的な風味が生まれます。音の周波数が熟成に与える影響について、2023年から研究を重ねてきた西平酒造は、この試みがどのような味わいを生むのか、期待を寄せています。
「NISHIHIRA's Sonic Aging」を楽しむ方法には、テイスティングの「5S」があります。これは、1. See(見る)、2. Swirl(回す)、3. Smell(嗅ぐ)、4. Sip(口に含む)、5. Savor(余韻を味わう)のプロセスを指します。この手順を踏むことで、味わいの奥深さを実感できます。さらに、お好きな飲み方(ロックや水割り、炭酸割りなど)やグラスを変えることで、さらに多彩なテイストを楽しむことができます。
音楽と一緒に蔵での体験も
音楽と酒を愛する方には、「NISHIHIRA's Sonic Aging」の樽オーナーになるチャンスがあります。自分が選んだ音楽を樽に聴かせ、1年後にオリジナルボトルとしてお届けするプランです。特別な体験を通じて、音楽と酒の新たな世界を存分に味わっていただけます。また、蔵見学も行っており、実際に貯蔵庫を見ることができる貴重な体験が提供されています。こちらでは、異なるジャンルの味わいを試飲しながら、知識を深めることができます。
2025年のイベント情報
さらに、2025年には西平酒造試飲会も予定されています。大阪で開催されるこのイベントでは、NISHIHIRA's Sonic Agingを直接試飲することができるチャンスがあるため、音楽と酒が融合した新しい体験をお楽しみいただけます。また、ユニークなイベント「Sonic Aging祭」も、奄美大島で開催予定です。
最後に
西平酒造の代表西平せれなは、音楽を楽しむように焼酎も自由に楽しんでほしいと語ります。「NISHIHIRA's Sonic Aging」が、皆様にとって特別な体験となることを願っています。音楽と酒の新たな融合を体験しに、ぜひ一度お試しください。