琉球箏新楽器の発表
2026-02-20 11:17:38

新しい音色を追求する琉球箏低十三絃の試演会をレポート

新しい音色を追求!琉球箏低十三絃の試演会レポート



2026年2月11日、沖縄の那覇に位置する文化芸術劇場「なはーと」で、琉球器楽の会による新たな試み「琉球箏低十三絃(仮称)」の製作発表と試演会が開催されました。本イベントは、沖縄の器楽アンサンブルにおける低音域の不足という課題に取り組むもので、低音域を補完する新たな楽器が発表されました。

低音域の重要性と挑戦の背景


琉球器楽の会は2018年に発足から、「楽器が主となる」というテーマのもと、琉球古典芸能の魅力と可能性を広げてきました。しかし、近年、琉球楽器による音楽制作が進む中で、アンサンブルの中で低音が十分に表現できないという課題が浮かび上がっていました。そのため、琉球箏の音域を拡張する新たな試みとして、琉球箏低十三絃の開発が進められたのです。

試演会の内容と目的


この日の試演会では、まずトークセッションがあり、琉球箏低十三絃がどのように開発されたか、その背景や今後の展望が演奏家や研究者によって語られました。登壇者には、琉球箏曲家の池間北斗、沖縄音楽史研究家の三島わかな、そして株式会社琴光堂の中島卓など、様々な専門家が揃い、いろいろな視点から意見を交わしました。

続く試演会では、試作1号を使った実演が行われ、低音域がもたらす新たな音楽体験が聴衆に披露されました。演目には沖縄の伝統曲「てぃんさぐぬ花」や新作曲「浅葱色に澄む」などがあり、琉球箏と低十三絃の見事なコラボレーションが光りました。

演奏後には、有識者を交えた意見交換会が設けられ、試作楽器の音色や使用の可否について議論されました。これにより、楽器のさらなる改良に向けた考察が深まりました。

今後の展望と変革のビジョン


琉球器楽の会は、この新しい楽器の開発を通じて、以下の3つの変革を目指しています。

1. 音楽と楽器の創造:新しい選択肢としての低音域を提供し、表現の幅を広げる。
2. 享受者の創造:伝統音楽にアクセスしづらい層にもアプローチし、受け手を増やす。
3. 担い手の創造:開発過程を共有し、次代の音楽家を育成する環境を整える。

今後も琉球箏低十三絃の試作を重ね、改良を進めることで沖縄の伝統音楽の新しい表現を生み出し、受け手と担い手の拡大に貢献していきます。

新楽器の誕生は、琉球音楽界における重要なステップとなることでしょう。これからの展開に期待が寄せられます。


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