新プロジェクト始動
2025-08-29 18:48:34

TBSラジオがUPDATERと連携し、熱中症対策の新プロジェクト「ON-AIR COOL」を実施

TBSラジオとUPDATERが手を組む「ON-AIR COOL」プロジェクト



TBSラジオと株式会社UPDATERがコラボレーションし、社会的課題とされる熱中症リスクに対して新たな取り組みを開始しました。このプロジェクト「ON-AIR COOL」では、放送現場やイベント会場での熱中症対策を可視化し、従業員や出演者の安全を確保することを目指しています。

プロジェクトの概要



プロジェクトは2025年8月18日から9月30日までの期間に実施され、制作スタッフ、出演者、イベント参加者を対象に、リストバンド型のウェアラブルデバイスが配布されます。これにより、SIM通信を用いたデータ管理が行われ、UPDATERが提供する労働環境SXサービスである「みんなワークス」が保有する全国的な計測データと連動し、放送現場特有の熱中症リスクの分析が行われます。

現場で得られた知見は、予防行動を促進し、即時対応や長期的な安全マニュアルの整備に生かされる予定です。さらに、今回の取り組みは他のメディアや業種への展開も視野に入れています。

ウェアブルデバイス贈呈の様子

法改正を背景にした取り組み



2025年6月に施行された改正労働安全衛生規則では、特定の環境条件下において熱中症対策が義務化され、 compliance が求められています。具体的には、WBGT28℃以上または気温31℃以上の環境下で1時間以上、または1日4時間以上作業をする場合、罰則が適用されることになります。しかし、法改正後も依然として体制が整っていない企業が多く、熱中症リスクに対する意識は低い状況です。

放送業界は特に暑熱環境での作業が多く、長時間にわたる屋外ロケやイベント、機材の設営が行われることから、リスク管理が求められています。今回の「ON-AIR COOL」プロジェクトは、その解決を目指す重要な試みの一環です。

実証実験の方法



実証実験の計測対象はTBSラジオの本社やスタジオ、屋外収録現場、イベント会場など多岐にわたります。具体的には、10台のウェアラブルデバイスによる環境測定が行われ、データはクラウドで可視化されます。保有するデータを基に、リスク傾向が分析され、個人と組織それぞれに対策が講じられます。

ウェアラブルデバイスの特徴



「hamon band N」というデバイスはLTE通信が可能で、温度変化をリアルタイムで把握できます。また、深部体温の変化を即時に検知し、アラートが発信される仕組みです。防水・防塵機能も備え、連続稼働時間は約30時間に達します。こうした高性能なデバイスを活用することで、放送現場の安全性が確保されることが期待されています。

UPDATERの目指す未来



UPDATERは「みんなワークス」を通じて、企業の選考コストを従業員に還元し、働きやすい職場環境を提供することを目指しています。近年の気候変動により、熱中症は重要な労働安全衛生の課題となってきています。放送現場における従業員の健康管理は、従来以上に重要度が増しています。

今回の実証実験で得られる知見は、安全管理や運営ルールの改善に役立てられ、より具体的な行動変容を促すための基盤となる見込みです。また、データの活用を通じて、地域や業界全体での熱中症対策の強化を図っていく考えです。

関係者の期待



TBSラジオの経営企画局の局長である塩山雅昭氏は、猛暑によって制作現場の安全管理が新たな課題となっていると指摘し、このプロジェクトを通じてスタッフや出演者が安心して制作に臨める環境作りを推進していく意向を示しています。

一方、UPDATERの代表取締役である大石英司氏は、ウェアラブルデバイスと環境データを駆使した熱中症対策が必要不可欠であると強調し、未来の現場環境をより安全で魅力的に変えていくことを目指しています。

今後、得られた知見は他の制作会社に展開し、業界全体の安全環境向上に寄与することが期待されています。


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