株式会社KLDが資金調達を実施し、リユース事業を拡大へ
福岡県糸島市に本社を置く株式会社KLDは、エクイティによる資金調達のファーストクローズを完了したことを発表しました。リード投資家として参与するのは、株式会社mintをはじめ、4社のパートナー企業であります。この資金調達の成果として、各社からの出資金は着金済みで、KLDのさらなる成長の基盤を築くことができました。
資金調達の背景と目的
KLDが掲げる使命は「BUILDING MARKET OF STORIED REUSABLES」です。これは、物の背後にあるストーリーを重視したリユース市場の構築を目指すものです。KLDは、通常の中古流通とは異なり、背景や価値をしっかりと伝えることに重きを置いています。こうした取り組みにより、顧客の納得感を高め、次の担い手へと円滑に物をつなげることを目指しています。
これまでの実績として、KLDは自社のリユースサービスを通じて、品質を重視するユーザー層から高い支持を受けており、ユーザー数や取扱高も成長を続けている状況です。ただし、リユース市場全体を見ると、「体験価値」や「信頼性」に関する課題が依然残っています。このため、KLDは今後、単独での成長に限らず、他企業との連携を強化し、新たな価値創出に取り組んでいくことを決意しました。
RaaS(Reuse as a Service)事業の本格展開
今回の資金調達により、KLDは「RaaS(Reuse as a Service)」事業を本格化させる計画です。RaaSとは、KLDがこれまで培ってきた査定、運用、販売のノウハウをパートナー企業へ提供し、その企業の顧客接点でリユース体験を実装するサービスです。これにより、従来リユース市場と接点がなかった顧客層にも新たな価値を提供できるようになります。
すでにKLDは、宅配クリーニングサービスを展開するホワイトプラス社との協業をスタートしており、「FUKU BATON by Lenet」という宅配買取サービスを立ち上げました。今後はライフスタイルやメディア、小売、サービス業などと提携し、更なる拡大を目指します。
組織強化と東京拠点の展開
資金調達は、事業の成長を支えるための組織づくりにも役立てられます。KLDは中核人材の採用を進め、プロダクト、オペレーション、事業開発を強化していきます。また、東京エリアへの拠点展開も段階的に進行予定で、首都圏でのビジネス基盤を強固にすることで、パートナー企業との協業やさらなる顧客接点の創出を加速させます。
今後の展望
KLDは「モノの価値を正しく循環させる」ことを核に、プロダクトやテクノロジー、パートナーシップを融合させながら持続可能なリユースの形を追求します。今回の資金調達を活用し、事業の質とスピードを向上させ、より多くの人々に納得感のある選択肢を提供していく予定です。今後のKLDの活動にぜひご注目ください。
\(【会社名】
株式会社KLD\)
\(【代表者】
代表取締役 伊東 健太\)
\(【本社所在地】
福岡県糸島市前原中央二丁目10番30号\)
\(【事業内容】
リユース事業(ファッション領域を中心とした買取・販売、RaaS事業)\)
【URL】
https://kld-c.jp\)
【お問い合わせ】
株式会社KLD 広報担当
電話番号:050-5805-2952
Email:
[email protected]