渋谷の「ReSew」が名品ジャケットの修理を披露
修理・お直し工房「ReSew」渋谷店が、BSフジの番組『名品再生~ネオレトロの世界~』で特集され、その魅力が多くの視聴者に伝わりました。この工房は、東京都港区赤坂に本社を置く(株)TSIが展開しており、渋谷区神南に位置するSchott Grand Store TOKYO内に併設されています。番組は毎週土曜日の12:00から放送され、視聴者を魅了する内容となっています。
Schottの歴史と名品ライダース
今回の放送で特に注目を集めていたのが、Schottのアイコニックなライダースジャケット“ワンスター”。1950年代に誕生し、バイカーやファッション好きに愛されるこのジャケットは、その歴史の中で数々の名シーンを作り出してきました。本番組では、特に80年代に製造された“613ワンスター”の修理プロセスに密着し、彼の表現を受け継ぐ職人たちの技術が光ります。
修理の舞台裏
修理を依頼されたのは状態が良くないライダースジャケット。そのため、袖丈や袖幅を調整し、インナーに開いた穴を丁寧に補修する必要がありました。この作業を担当したのは、職人歴15年のマイスター、上田剛三郎さんです。彼はジャケットが持つ歴史や特性を大切にし、「少しでも美しい状態に仕上げたい」という情熱を持って作業を行います。
修理の工程は一筋縄ではいかず、元通りにすることが良いのか、あるいはバイクに乗りやすい現代風のシルエットに調整するべきかという選択に対して、多くの議論や苦労がありました。上田さんは視聴者にその過程を見せることで、ライダースジャケットに対する愛情を伝えました。
番組の配信と今後の展開
この特集は、1月4日と1月11日の2週にわたって放送され、番組終了後はTVerで視聴可能であり、さらにBSフジのYouTubeチャンネルでも過去のエピソードを楽しむことができます。興味のある方は、以下のリンクを参照してください。
「名品再生~ネオレトロの世界~」の魅力
『名品再生~ネオレトロの世界~』は、靴や時計、オーディオ、楽器、そして古民家まで、さまざまなアイテムを達人たちが再生する様子を見せています。この番組の魅力は、物の背後にあるストーリーや、人々が“良い物”を大切に使い続ける姿勢にあります。最新の技術と伝統的な技法が融合し、稀少価値のあるものたちが新たな命を吹き込まれていく様子は、観る者に感動を与えています。
興味のある方はぜひ番組をチェックしてみてください。修理やリメイクの魅力を通じて、物に対する考え方も変わるかもしれません。