デジタルハリウッド大学のアニメ映画『Another World(世外)』が香港で大ヒット!
デジタルハリウッド大学大学院が制作した長編アニメーション映画『Another World(世外)』が、香港で公開初週に1位を獲得しました。この作品は、西條奈加の小説『千年鬼』を原作とし、日本IPグローバルチャレンジ・プロジェクトの一環として製作された意義深いプロジェクトです。
発表の背景
デジタルハリウッド大学大学院は、専門的な教育を通じて新しい文化と産業を創出することを目指しており、このプロジェクトもその成果の一つです。本院の吉村毅教授の発案により生まれた『Another World』は、香港のアニメーションスタジオPOINT FIVE CREATIONSとの国際共同制作によって新たな映像表現を実現し、2025年の完成を目指しています。
公開を迎えた『Another World』は、香港フィルマート併設の国際企画コンテストで大賞を受賞した後、アヌシー国際アニメーション映画祭やシッチェス・カタルーニャ国際ファンタスティック映画祭など、数々の著名な映画祭での上映も控えており、世界各国への配信も計画されています。
作品の詳細
『Another World(世外)』は、死後の魂が旅する幻想的な世界を舞台に、人間の感情と記憶の行方を描いています。主人公グドは、少女ユリを導く中で、人間関係の深さに気づいていくという心の成長を描くストーリーです。制作には香港の先進的なアニメーション技術が使われ、原作の持つ幻想的な側面を際立たせています。
監督とプロデューサーの手腕
本作品の監督を務めたトミー・カイ・チュン・ンは、これまでにも数多くの受賞歴を持つ実力者であり、アニメーション業界での豊富な経験を活かしてこの作品を引き立てています。また、プロデューサーのポリー・ユンは、実写映画やアニメーションなど多岐にわたるプロジェクトに携わっており、その手腕が本作にも存分に発揮されています。
デジタルハリウッド大学大学院にとって、このプロジェクトは教育と実践が融合した成功の例であり、今後も新たな挑戦を続けていくことでしょう。
グローバルな挑戦
「日本IPグローバルチャレンジ・プロジェクト」は、日本の優れたコンテンツを世界に届けることを目指して2016年に発足しました。このプロジェクトは、留学生たちがエンターテイメント作品の制作に積極的に関わり、国際市場でも競争力のあるコンテンツを生み出すための挑戦を続けています。
『Another World』は、その一環として生まれた作品であり、今後の展開においても注目が集まっています。日本の文化を広めるこのプロジェクトは、単なる映画制作にとどまらず、国際的な文化交流の架け橋となることでしょう。
まとめ
今後、世界各国での公開が予定されている『Another World(世外)』は、デジタルハリウッド大学大学院の新たな挑戦を象徴する作品であり、日本のIPを活用し、国際市場での成功を収めることが期待されています。この素晴らしい成果に、ぜひご注目ください。また、興味のある方は、デジタルハリウッド大学大学院の情報をチェックしてみてください。