オンライン映画館BSSTOのジェンダーレス・ショート特集
オンライン映画館「ブリリア ショートショートシアター オンライン(BSSTO)」は、11月5日からトランスジェンダーの人々への理解を深めるための特集を開始します。この企画は、11月20日の国際トランスジェンダー追悼の日に合わせて行われ、ジェンダーをテーマにした多様なショートフィルム5作品を紹介します。
特集の背景と目的
国際トランスジェンダー追悼の日は、トランスジェンダーの方々が直面している暴力や差別の根絶を呼びかけ、命を落とされた方々を追悼する重要な日です。この特集を通じて、ジェンダーに関する多様な視点や、自分自身のアイデンティティについて考えるきっかけを提供したいという思いがあります。社会の中で認識されているさまざまな価値観や意識の中から、日常に潜む偏見を見つめ直す機会にもなります。
特集ラインナップ
以下の作品がこの特集に含まれています。どれも独自の視点でジェンダーやそれにまつわる感情を描いています。
1.
『クレイ・クリークの終わらない夏』
監督: Spencer Thielmann & Emily Berge(アメリカ・2022)
9分40秒
湖畔のボートレンタル店で働く主人公が、日常の中で出会った人との関わりを通じて、新たな感情に気付いていく物語。
2.
『僕の言いたいこと』
監督: Kurnia Alexander(インドネシア・2024)
18分20秒
セクシュアリティを隠さなければいけない状況に置かれた主人公が、友人を守るために葛藤する様子を描いたドラマ。
3.
『片袖の魚』
監督: 東海林毅(日本・2021)
34分
トランスジェンダー女性が、自分らしさを模索する中で過去の自分と対峙する物語。
4.
『ジュリアンと風』
監督: Connor Jessup(カナダ・2025)
15分
寄宿学校での二人の少年が、小さな出来事をきっかけに変化していく様子を描いた作品。
5.
『ハッピーバースゲイ』
監督: Niv Manzur(イスラエル・2022)
16分09秒
息子のカミングアウトを祝う母が、抱える秘密を描いたコメディ。
BSSTOの役割
BSSTOは、短編映画を通じて人々に新たな視点や感情を与えることを目指しています。特集の配信を通じて、ジェンダーに関するスティグマを解消する手助けとなり、視聴者にとっても考える機会を提供します。簡単な会員登録を行うことで、常時視聴できる作品を無料で楽しむことができます。
映画が私たちに教えてくれるのは、人間の深い感情や、他者とのつながりの重要性です。この特集を通じて、多様な生き方を尊重し、理解していくための一助になりたいと考えています。是非、多くの方にご覧いただきたい特集です。