福山雅治、新たに歌う被爆クスノキの想いを込めた楽曲「クスノキ-500年の風に吹かれて-」配信開始

福山雅治の新しい楽曲「クスノキ-500年の風に吹かれて-」

福山雅治が新たに届ける「クスノキ-500年の風に吹かれて-」が、2025年6月30日（月）よりデジタル配信される。この楽曲は、戦後80周年を迎える年に特別に新録されたもので、福山のデビュー以来、多くの人間に深い感動を与えてきた「クスノキ」を題材にした作品である。

被爆クスノキの背景

「クスノキ」という楽曲は、2014年に発表されたアルバム「HUMAN」に収録されており、長崎・山王神社に今でも存在する「被爆クスノキ」をテーマにしている。このクスノキは、原爆の爆心地から約800メートルの地点にあり、その樹齢は500年以上と言われている。楽曲は、クスノキの視点から「全ての命が等しく生きられる世界」への願いと、生命の尊さや逞しさを訴える内容となっている。

新録の特徴とメッセージ

今回の新録では、福山雅治自身がボーカルを再録音し、「みんなで歌えるように」という意義を込めて、合唱隊やオーケストラを交えた編曲を施した。このような新たなアプローチにより、より一層聴く人々の心に響く作品となることが期待されている。また、楽曲配信による収益の一部は、「長崎クスノキプロジェクト」を通じて長崎市のクスノキ基金に寄付される予定であり、福山はこのプロジェクトの総合プロデューサーも務めている。

ミュージックビデオの魅力

また、楽曲のミュージックビデオにも注目が集まっている。国内外で高い評価を受けている画家、junaidaの新たな作品として「KUSUNOKI」を題材にしたアニメーションが公開される。このビデオは、英語や中国語、韓国語など、さまざまな言語の字幕に対応しているため、多くの人々に視聴してもらえる仕組みが整っている。さらに、長崎県美術館でも特別展示「クスノキ／福山雅治×junaida」が開催される予定で、原画と共に実物鑑賞ができる機会も設けられている。

リリース記念キャンペーン

リリース記念として、配信日の6月30日から1週間、ダウンロードキャンペーンも実施される。特定のサービスから「クスノキ-500年の風に吹かれて-」をダウンロードし、必要事項を記入して応募した人の中から、抽選で特典がもらえる企画も用意されている。これは福山雅治のファンにとって見逃せないチャンスとなるだろう。

まとめ

福山雅治の新曲はただの音楽作品にとどまらず、命の重さや平和への願いを訴える大切なメッセージが込められている。被爆クスノキをテーマにした「クスノキ-500年の風に吹かれて-」は、音楽を通じて多くの人に思いを届ける作品となり、新たなサウンドとともに、次世代に大切な思想を引き継ぐ機会を提供している。リリースの詳細は公式サイトやYouTubeチャンネルで確認できるので、ファンはぜひチェックしてほしい。