心温まるチャリティーコンサートが滋賀でクリスマスの夜を彩る

心温まるチャリティークリスマスコンサート

滋賀県守山市の駅前に位置する「ライズヴィル都賀山」は、毎年恒例の「近江より被災地への想いチャリティークリスマスコンサート」を開催します。2025年12月11日、地元の音楽団体「Chorus Crayon」による心温まる演奏が、被災地への思いを感じさせる特別な時間を提供します。

このコンサートは、2011年から続くもので、2011年の東日本大震災をきっかけに始まりました。これまでに165回の公演を重ね、毎月11日に行われてきました。今回のクリスマス特別公演では、桑原真紀子の指揮により、吉田桂子がピアノを演奏し、会場全体を華やかな音楽で包みます。この特別な日には、クリスマスソングやクラシックの名曲が披露されます。

コンサートは無料で入場でき、募金箱も設置され、集まった寄付金は守山市を通じて被災地に届けられます。この取り組みは、地域から支援の輪を広げることを目的としており、参加する音楽家の多くは県外からも参加する情熱を持っています。これは、災害を忘れず、音楽によって被災地を応援したいという思いから生まれた活動です。

「近江より被災地への想いコンサート」は、以前の「メモリアルコンサート」からの流れを引き継ぎ、地域の音楽家や団体の協力を得て実施されています。過去の震災を思い出し、その記憶を風化させないためのイベントとして、多くの人々が集います。コンサートでは、震災の発生時刻である14時46分に黙祷を捧げることも忘れません。

吉田桂子さん、びわ湖音楽家協会の代表は「災害を忘れないという思いを音楽で届けられることを光栄に思っています。私たちの願いが少しでも被災地に届くよう、今後もこの活動を続けていきたいです」とコメントしています。