YMOを称える特別コンサートが「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」で盛況に開催

2025年5月20日、国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」（MAJ）の一環として、「MUSIC AWARDS JAPAN A Tribute to YMO - SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025-」が国立京都国際会館で開催されました。この特別イベントでは、ジャンルを超えて多くのアーティストが集結し、特にYELLOW MAGIC ORCHESTRA（YMO）への深いリスペクトを表現しました。

環境に配慮した音楽イベント

本イベントは、トヨタの協力を受け、水素発電システムを導入した環境に優しい音楽シーンを実現しています。楽器や収録機器などの運営電力は、水素発電によって供給され、カーボンニュートラル社会に貢献する新たな試みがなされました。また、レッドカーペットでも移動式発電・給電システム「Moving e」を用いた水素発電が活用されています。

豪華ゲストと心躍るライブパフォーマンス

イベントの開始前には、DJのテイトウワが登場し、YMOの名曲を選曲したDJセットで会場を盛り上げました。その後、ホスト・バンドの高野寛を中心に、名立たるアーティストたちが次々とステージに登場し、YMOの影響力とその楽曲の魅力を再確認しました。最初のゲストとしては東京スカパラダイスオーケストラのホーンセクションが登場し、アレンジが施された「テクノポリス」や「中国女」を演奏しました。

その後、サカナクションの山口一郎が参加し、「過激な淑女」を熱唱するなど、会場はますますヒートアップしました。特に岡村靖幸が「君に、胸キュン。」を披露する際には、観客も手拍子を送り、会場全体が一体となった瞬間が生まれました。坂本美雨やジンジャー・ルート、コーネリアス（小山田圭吾）といったゲストたちも続き、YMOの魅力を様々な角度から引き出すパフォーマンスを展開しました。

また、若手アーティストの原口沙輔がサンプラーを使った「Rydeen」も披露され、世代を超えた音楽の橋渡しを感じさせる瞬間となりました。フィナーレはYMOのシンセサイザー奏者・松武秀樹が登場し、「Behind The Mask」や「東風」といった人気曲を演奏し、観客を魅了しました。彼の入念なシンセサイザーの演奏は、YMOの真髄を再現するものであり、会場は熱気に包まれました。

開催概要

「MUSIC AWARDS JAPAN A Tribute to YMO -SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025-」は、2025年5月20日（火）に国立京都国際会館 Main Hallで行われ、来場者には豪華なゲストが多数参加し、感動的なひと時が演出されました。このイベントは、音楽の持つ力を再確認する機会であり、また環境問題に対する新たなアプローチを示しました。