R・シュトラウス《アラベッラ》が映画館で楽しめる!
2023年2月6日から2月12日まで、全国の映画館でR・シュトラウスのオペラ《アラベッラ》が上映されます。特に東劇では2月19日までの延長上映も行われます。この作品は、ニューヨークのメトロポリタン・オペラ(通称:MET)の最新ステージを日本で体験できる「METライブビューイング」の一環として紹介されます。
《アラベッラ》は、19世紀半ばのウィーン貴族社会を舞台にした深い恋物語で、リヒャルト・シュトラウスと劇作家ホーフマンスタールによるコンビが生む壮大な音楽と人間関係の複雑さが見どころです。このオペラは、二人の巨匠による最後の共同制作であり、特に印象的な舞台美術が特徴です。名演出家オットー・シェンクが手掛けた映像美は、観客を魅了します。
本作の主人公アラベッラを演じるのは、歌声と気品を兼ね備えたソプラノ歌手レイチェル・ウィリス=ソレンセンです。彼女にとってこの役がデビューとなり、力強い歌声が物語に深みを与えます。また、家計のために男装する献身的な妹ズデンカ役には、華麗な歌声が魅力のルイーズ・アルダーがキャスティングされています。
また、トマス・コニエチュニをはじめとする実力派のキャストも揃い、若手マエストロのニコラス・カーターがシュトラウスの音楽を生き生きと指揮します。そんな贅沢な舞台を、ぜひとも映画館で体験してください。
華麗な映像と予告編の解禁
最近、予告映像と12枚の場面写真が解禁され、オットー・シェンクの手による豪華なウィーン貴族社会の演出が披露されました。映像には、アラベッラ役のレイチェル・ウィリス=ソレンセンとズデンカ役のルイーズ・アルダーの美しいデュエットが収められ、ウィーンの黄金時代が見事に再現されています。観客を引き込むこの映像は、公開を心待ちにする声を集めています。
あらすじと登場キャスト
物語は、破産寸前の貴族・ヴァルトナー伯爵一家を描いています。下の娘ズデンカは男装をし、長女アラベッラは玉の輿を狙いますが、彼女にはその意志がありません。こうした状況が引き起こす誤解や恋のからみが、さらなるドラマを生み出します。
上映館は全国21館で、指揮は愛されるニコラス・カーターが担当。出演キャストには、レイチェル・ウィリス=ソレンセン、ルイーズ・アルダー、パヴォル・ブレスリック、トマシュ・コニエチュニ、ブリンドリー・シェラットなど、実力派が集結しています。
ウィーンの魅力とともに、愛と運命が交差する物語をお見逃しなく!
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