ぴにょきお株式会社が先駆的なエンタメAI基盤の開発を開始
ぴにょきお株式会社(代表取締役CEO:くりえみ)は、2025年の7月2日・3日に東京サマーランドで行われる近代麻雀主催の撮影会イベントにて、国産オプトイン型エンタメAI基盤モデルの開発を始めることを発表しました。この取り組みは、生成AIの健全な成長を目指し、日本独自のエンタメに特化した基盤を構築することが目的です。
プロジェクトの概要
このプロジェクトでは、近代麻雀水着祭事務局の協力を得て、出演するモデルや撮影に参加するカメラマンから正規に許可を得たデータを集めることにより、“Kawaii”カルチャーの表現を学習するAI基盤モデルの開発を進めています。さらに、7月2日(水)にはくりえみがイベントのMCとして登場する予定です。詳細については後日お知らせされる予定です。
プロジェクトの背景と意義
現在、日本国内での生成AIの主要な基盤は海外の大手企業に支配されており、その結果として「デジタル赤字」と呼ばれる構造的な問題が浮かび上がっています。著作権や倫理に関連する課題もあり、生成AIによる海賊版コンテンツの増加が懸念されています。このような背景の中、本プロジェクトは「オプトイン型データ」を活用することで、権利関係を明確にし、表現者やデータ提供者、AIモデル開発者に公正な利益還元を行うことを目指しています。
ぴにょきお株式会社のビジョン
ぴにょきお株式会社は、エンターテインメント分野での持続可能な利益循環モデルを構築し、表現者本位の生成AIを実現するため、特化型AI基盤モデルの開発に取り組んでいます。
同社は、バーチャルとリアルを融合させた革新コンテンツを創造し、ファンとの交流体験を深化させることを目指しております。その中心には、AIタレントやバーチャルヒューマンのプロデュースが据えられ、技術とクリエイティビティを融合させた多様な事業が展開されています。
AiHUB株式会社との連携
本プロジェクトは、経済産業省およびNEDOが主導する生成AI推進プログラム「GENIAC」の支援を受け、国産生成AIを開発するAiHUB株式会社との連携により進められています。AiHUBは日本におけるオープンソース生成AIコミュニティを背景に、アニメやバーチャルヒューマンなど、日本独自のエンタメ文化に特化した研究開発を行っています。
まとめ
ぴにょきお株式会社の国産オプトイン型エンタメAI基盤モデル開発の取り組みは、今後の日本のエンターテインメントに新たな価値をもたらすと期待されています。技術と倫理を両立させた持続可能な生成AIの実現を目指すこのプロジェクトの行方に、注目です。