下地毅氏が「SUSTAINABLE COTTON JOURNEY 2025」に登壇しサステナブルな未来を語る

下地毅氏が「SUSTAINABLE COTTON JOURNEY 2025」に登壇

2023年6月6日、渋谷の「TRUNK HOTEL 3F SORANIWA」で開催された「SUSTAINABLE COTTON JOURNEY 2025」にて、株式会社TSIホールディングスの代表取締役社長CEOである下地毅氏が登壇しました。このイベントは、公益財団法人WWFジャパンがサステナビリティをテーマにした繊維業界における重要な集まりです。下地氏は、「世界で最も幸せなファッションカンパニー」を目指す同社の姿勢を示し、ファッションと環境の共存について熱心に語りました。

リジェネラティブなものづくりへの挑戦

下地氏が行ったプレゼンテーションでは、「インドのコットン畑からはじめるリジェネラティブなものづくり」をテーマにし、同社のオーガニックコットン栽培の取り組みを紹介しました。これにより、ファッション業界の持続可能性を高めるための道筋を示しました。企業が環境問題にどのように取り組んでいるかを学ぶことで、参加者達は新たな視点を得たようです。

イベントでは、スタイレム瀧定大阪㈱、タキヒョー㈱、WWFジャパンの関係者とも協力し、農業にまで関わる企業の姿勢や国内外の取り組み、現在の課題について意見交換が行われました。特に、ファッションのサステナビリティに関心のある学生たちの参加があり、率直な対話が生まれました。

OCS認証取得までの道のり

次のプレゼンテーションでは、下地氏の会社が大手アパレル企業として初のOCS認証を取得した経緯について触れました。理念としての「リライアブルなものづくり」について、SDGs推進室の本宮青芸部長が詳しく説明。こういった取り組みがもたらす影響や意義を理解する貴重な機会となりました。

さらに、オーガニックコットンを用いて製品化を実現したブランド「ナノ・ユニバース」のチームも参加しました。生産管理を担当するTES大森拓実氏、ウィメンズセクションで活躍する阿部晃氏と大澤凱心氏が登壇し、製品化までの過程やその背後にある思い、認証取得に向けた苦労を語る場面もありました。彼らの熱意と挑戦心は、参加者全員に深い感銘を与えました。

未来へのコミットメント

TSIホールディングス及びそのグループ会社は、ファッション業界での自然や人々との関わりを大切にし、「ファッションエンターテインメントの力で、世界の共感と社会的価値を生み出す」というビジョンを掲げています。サステナブルでありながらファッショナブルな未来を実現するため、これからも新たな挑戦を続ける決意を表明しました。

このイベントは、ファッション業界がサステナビリティの側面でどのように進化できるかを示す重要な一歩となりました。これからの動向が大いに期待されます。