若者向け大麻乱用防止の新しい挑戦
公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターは、株式会社Social Plastikが展開する「REBIRTH PROJECT」とのコラボレーションにより、特別なTシャツ『DO?BE? TEE』を発表しました。このTシャツは、薬物乱用防止の啓発という重要なメッセージを込めており、6月26日より限定販売されます。
コラボ企画の背景と目的
近年、大麻に関する乱用が特に20代から30代の若者の間で懸念されています。そこで、当財団はこの世代に向けた啓発活動を強化することを目的に、革新的なブランドと手を組みました。Tシャツのデザインには、当財団のキャラクター「ダメ。ゼッタイ。」くんや、REBIRTH PROJECTのロゴがあしらわれています。これは、若者に大麻の危険性を認識させるきっかけを提供するという意図が込められています。
本プロジェクトは、「薬物乱用は『ダメ。ゼッタイ。』~愛する自分を大切に~」という標語を掲げています。このメッセージは、若者たち自身が自分を大切にし、悪影響を避けるための行動を促すものです。さらに、背面には「NO GREED NO NEED FOR WEED」というフレーズが印刷されており、これには強い禁煙の意志が込められています。
デザインへのこだわり
Tシャツのデザインには、スラングで大麻を指す「DOOBIE」という言葉が使われています。この言葉をうまく逆手に取り、「あなたはどうする?(DO?)」「どうなりたい?(BE?)」という問いかけをデザインに組み込むことで、若者達に自己を見つめ直してもらう狙いがあります。彼らがこのTシャツを着ることで、薬物乱用に対して考えるきっかけになることを期待しています。
購入方法と寄付について
『DO?BE? TEE』はコットン100%で、サイズはSからXLまでの展開となっています。価格は税込み7,700円で、販売はREBIRTH PROJECT STOREの公式オンラインショップで行われます。この商品の売上は、国連支援募金に寄付され、乱用防止活動を行うNGO団体を支援するために使われます。過去には659の国と地域で790のプロジェクトを支援してきた実績があります。
企画者の意気込み
Social Plastikの代表、大釜氏は「私たちはこの企画を通じて、若者たちに乱用防止のメッセージを伝えたいと考えました。問いかけることによって、自分自身の振り返りや未来の選択を促すきっかけを提供したい。ファッションの力を信じています。」と語っています。
一方、当財団の担当者も「Tシャツを通じて、薬物乱用防止のメッセージを届けられることを期待しています。この取り組みが、若者たちが共に考えるきっかけになれば嬉しいです。」とコメントしています。
社会に向けたメッセージ
今回のコラボレーションは、ファッションを通じて薬物乱用防止の重要性を伝える新たな試みです。私たちは今後も、安心して暮らせる社会の実現に向けて、創造的なパートナーと共に活動してまいります。この特別なTシャツが、若者たちの心に響くことを願っています。