新たな地域資源を活かしたカントリーマアムの誕生
群馬県の高崎商科大学と不二家が共同開発した新商品、「カントリーマアム(富岡シルクミルク)」が完成しました。2025年6月3日から全国で販売され、地域の魅力を体現した一品が登場します。
プロジェクトの背景と概要
このプロジェクトは、観光振興に寄与することを目的として、2024年5月にスタート。高崎商科大学の学生47名が参加し、地域特産を生かした製品を企画するために9つのチームに分かれ、実際に地域のリサーチを行いました。学生たちは地元農産物の生産者や企業に足を運び、地域の特色や魅力を掘り起こす努力を重ねました。
さまざまなアイデアが織り交ぜられた中間報告会を経て、最終的には4つのチームによるプレゼンテーションが行われ、不二家による厳選な選考の結果、「カントリーマアム(富岡シルクミルク)」が商品化されることとなりました。この商品は、地域の特産品である「富岡シルク」を使用し、学生ならではの柔軟な発想が反映されています。
商品の特徴
「カントリーマアム(富岡シルクミルク)」は、なめらかな口当たりのシルクパウダーとコク深い牛乳を練り込んだ生地が特徴です。ホワイトチョコチップとの組み合わせにより、ミルクソフトの風味を感じられるクッキーとして仕上げられました。この商品には、世界遺産に登録されている富岡製糸場のある富岡市で生産されたシルクパウダーが用いられており、品質の良さが伺えます。
客観的な評価を受けつつ、独自のアプローチで地域の魅力を伝えるこの商品は、地元の特産品による新たな商品開発のモデルケースとなっています。なお、ミニサイズの「カントリーマアムミニ(富岡シルクミルク)」も同時に、2025年6月17日から全国で発売されます。
PRイベントの開催
商品の発売を記念し、高崎商科大学が主催する体験型イベントが富岡製糸場で開催されます。「カントリーマアムpresents たべる!めぐる!シルクフェス」は、2025年5月31日(土)に開催され、特産品の魅力を発信しながら地域を盛り上げることを目的としています。
このイベントでは、地元老舗菓子店とのコラボカフェや、キャラクターの撮影会、商品無料配布など多彩なコンテンツが用意されています。また、共同開発プロジェクトや商品についてのパネル展示も行われ、参加者は楽しく深い理解を得ることができるでしょう。
まとめ
「カントリーマアム(富岡シルクミルク)」は、群馬の特産品と学生のアイデアが融合したユニークな商品です。これにより地域活性化や観光振興が期待されるだけでなく、リピーターも増えることでしょう。そして、今後の同様のプロジェクトが増えていくことを期待しています。地域資源を生かした新商品をぜひお楽しみに!