PERSONZの晦日ライブ、今を生きる音楽の真髄を体現
2025年に結成41周年を迎えるPERSONZが、年末恒例の晦日ライブを大手町三井ホールで催しました。昨年は、各地でのパフォーマンスを重ね、『WHAT A WONDER WONDERLAND』と題したアルバムをリリースし、様々な特別公演も行いました。そんな試みの集大成とも言えるライブが、2025年に向けての新たな幕開けを告げるものでした。
夕刻、ステージの背後の窓から見える東京タワーが鮮やかに赤く染まり、内容に期待が高まります。この夜の演目には、オルケスタ・デ・ラ・ルスで知られる五反田靖率いるブラスセクションが参加し、特別な音楽的な彩りが加わりました。サウンドが灯をともしたかのように、場内が盛り上がります。
開演と同時に、最新作のオープニングを飾る「ADVENTURE」が流れ出すと、バンドメンバーが次々と登場し、各自のソロパフォーマンスが展開されます。この特別な夜は、いつも以上に観客を引き込む演出で満ちています。最終的に、JILLが「ウェルカム・トゥ・ワンダーランド!」と叫び、音楽の魔法が加速していくのです。
最新アルバムの曲「WONDERLAND」へと進むと、ジャジーなアプローチが効いたこの楽曲が会場全体を包み込み、観客の心を捉えていきます。JILLは赤いトップハットを被り、特大のトランプカードを客席に投げ、観客をさらに楽しませていく場面も印象的でした。まさにこの日限りの実に特別なショーの一幕です。
JILLの「2025年も明日で最後、今日は思い切り弾けましょう!」という挨拶の後、懐かしの楽曲「FACE TO FACE」が響き渡り、JILL自らがスマートフォンで客席の様子を記録します。そのダイナミズムが生音との相互作用を生み出し、より強力なパフォーマンスが実現しました。
「今年も多くのライブを行い、今日で35本目。来年はさらに多くのパフォーマンスを行いたい」と、JILLが観客に語りかけると、期待感が一層高まります。その言葉通り、彼らは最新アルバムの楽曲「MOMENTS」を披露します。ブラス楽器の参加が、この瞬間を共有する上で重要な役割を果たし、全体のスケール感を増幅させることに成功しました。
ブラスセクションが退場した後、メンバー一人ひとりが挨拶をし、思い出に残る1年を振り返ります。この日、特に印象的だったのは渡邉がブラスセクションとの再コラボレーションを希望した理由について語ったことです。音楽の楽しさは、こうした繋がりから生まれることを実感させられました。
本番は曲が進むにつれ熱を帯び、確かなリズム感とダンスビートに導かれていきます。特に「CAN'T STOP THE LOVE」では、巨大な風船が客席に投げ込まれ、観客がそれを楽しむ様子は、まさに一体感に満ちていました。盛り上がりは最高潮に達し、ブラス隊と再度の共演が期待されます。
ダブルアンコールで披露された「HALLELUJAH」は、JILLと本田のデュエットの美しさが際立つもので、フロア全体が一つに繋がる瞬間を創り出します。次いで、藤田と渡邉が再登場し、「GOD BLESS YOUR LOVE」が続き、現代に求められる愛や夢の存在を信じる大切さが心にしみる内容になります。
最終的に、PERSONZは変わらず音楽の旅を続け、過去と対峙しながらも新たな挑戦を続けています。未来に向けた抱負が語られる中、その先には新たな歴史が待っているのです。
このライブは、彼らが築いてきた音楽の集大成であると同時に、新たなスタート地点でもありました。PERSONZの独自の魅力と今後の活動に、これからも目を離せません。
取材:椎名 宗之 写真:サイトウ リュウタロウ
ベストアルバム『RELOAD BEST』
2026年3月18日(水)発売予定。
受注予約期間:12月24日(水)~2026年2月11日(水)23:59
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ツアー情報
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