20周年記念公演
2025-10-11 19:02:39

兵庫県立芸術文化センター20周年記念公演、舞台『明日を落としても』が開幕!

兵庫県立芸術文化センター20周年記念公演『明日を落としても』開幕



兵庫県立芸術文化センターは、開館20周年を記念して舞台『明日を落としても』を本日、10月11日(土)に開幕しました。この作品は、演出を栗山民也が手がけ、脚本にはピンク地底人3号が参加しています。主な出演者には佐藤隆太や牧島輝、川島海荷、酒向芳などが名を連ねており、注目の公演として多くの観客が期待を寄せています。

芝居の背景とテーマ


本作は、2025年の新神戸駅近くにある創業80年の桐野旅館を舞台とし、阪神・淡路大震災をテーマにしています。この災害によって変わってしまった日常を、登場人物たちの視点を通じて描き出しています。社長の桐野雄介(佐藤隆太)は忘れられない過去を引きずりながら、かつてのアルバイト・神崎ひかる(牧島輝)が再び旅館に訪れてくることで心の変化を迎えます。

物語は、1995年に震災が起こる前の雄介と17歳のひかるがどのように出会い、そしてそれぞれの人生がどのように影響されてきたかに焦点を当てています。雄介がひかるにボクシングを教えながら、二人の関係がどのように発展していくのかが見所です。さらに、30歳になった姪・遥(川島海荷)の成長や、当時の旅館の状況に関わった丈一(酒向芳)との再会を通じて、雄介の心の葛藤が浮き彫りになります。

作品のメッセージ


この作品では、過去と現在という二つの時間軸を行き来しながら、登場人物たちがどのように「今」を生きているのかを深く掘り下げています。「ただいま」「おかえり」といった何気ない挨拶が、実はどれほど貴重で温かいものであるかを再認識させてくれる内容になっています。震災から30年が経った今、未来への希望を見出そうと奮闘する雄介の姿を通じて、観客の心に寄り添うような作品となっています。

開幕に寄せて


演出の栗山民也は、本作の稽古を通じて多くの思いを抱えながら兵庫県に戻ってきたと語ります。「この舞台を通じて、震災で亡くなった方々への慰霊と、未来を見据えた眼差しを持って進んでいく」と彼は述べており、その情熱が舞台全体に込められています。

出演者の佐藤隆太は、「僕が演じる雄介は、忘れられない過去と向き合いながらも前に進もうとする人間味あふれるキャラクターです。多くの人が共感できる内容だと思います」とコメントしました。牧島輝も、役割の重要性や作品への葛藤を強く意識しながら演じていると話しています。

公演概要


舞台『明日を落としても』は、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで10月11日(土)から16日(木)まで上演されます。さらに、10月22日(水)から27日(月)までは東京・EX THEATER ROPPONGIでも公演が予定されています。

チケット情報


一般料金は8,500円で、U-25は2,500円となっています。公演の詳細は公式サイトでご確認ください。

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