モデル志望者支援を実現する『AZUKARIagent』の診断カルテ導入
芸能エージェントサービス『AZUKARIagent』が今春、「モデル診断カルテ」を導入し、モデル志望者へのサポート体制を強化しました。これは、芸能業界を志す若者に対してより的確な所属事務所を提案するための新しい試みです。
導入の背景と目的
株式会社プロモデルスタジオが手掛けるこのプロジェクトは、モデル志望者の適性を見極めるための診断カルテを導入することで、サービスの質を向上させることを目指しています。これまで、カウンセリングは担当者の経験や技術に依存し、カスタムメイドであったため、限られた人数しか対応できないという課題がありました。また、事務所提案までに時間がかかりすぎるとの指摘もありました。
具体的な改善点
- - 人数の限界: 個別対応のため、提供できるサービスの数に制約がありました。
- - 質のばらつき: アドバイザーの経験値により、提供されるカウンセリングの質に差が生じていました。
- - 効率化の必要性: 志望者に対する提案が遅れることで、チャンスを逃すケースが多く発生していました。
導入効果
「モデル診断カルテ」の導入により、以下のような効果が見込まれています。
1. 素質の可視化
AIによるスコアリングを用いて志望者の特性を数値化することで、より適切かつスピーディーな事務所提案が可能になりました。
2. サービスの統一化
診断カルテを基にしたフィードバックが行えるようになり、カウンセリングの品質が均一化され、安心して相談できる環境が整いました。
3. コミュニケーションの強化
診断結果は、事務所との意思疎通を円滑にするための資料としても活用。志望者の強みや特徴を的確に伝えることで、より良い提案がなされるようになりました。
4. 新規カウンセリングの増加
新規カウンセリング件数が125%増加し、AIによる診断機能が大きな役割を果たしています。
5. 対応時間の短縮
事務所提案までの時間を42%削減することが実現され、より迅速かつ的確な対応が可能に。
6. 成功率の向上
登録者特性と事務所のニーズのマッチング精度が向上し、事務所決定率が14%向上しました。
アドバイザーの見解
AZUKARI agentのアドバイザー松澤氏は、「モデル診断カルテを活用することで、どのような特徴を持つモデルが成功しやすいかが明確になった」と述べています。このツールを利用することで、事務所の選定がスムーズになり、効率的なサポートを行うことが可能になったと強調しています。
今後の展開
この診断カルテは現在特許申請中であり、AIによる診断精度の向上も目指しています。クラウドサービスを用いた画像解析や、過去のデータを活用した機械学習が実施されており、モデル業界を志す若年層に新たなチャンスを提供することが期待されています。
会社情報
このプロジェクトを推進する株式会社BENCH WARMERCAPTAINSは、2021年に設立され、エンターテインメント事業や芸能エージェント業務を展開しています。また、関連記事は株式会社プロモデルスタジオによっても提供されており、様々な側面からモデル志望者を支援しています。
この新しい支援体制は、モデル志望者にとっての夢をかなえる手助けとなることでしょう。今後も『AZUKARIagent』からのさらなる展開に注目です。