MishaとcocabonaがJoya Mooiと共に放つ新曲『The Present』を解説

新しい音楽の風を感じて

フィンランドを拠点に活動するプロデューサーのMishaとcocabonaが、オランダ系南アフリカ人シンガーのJoya Mooiを迎え、新曲「The Present」を発表しました。このシングルは2023年8月15日に配信され、彼らのクリエイティブな側面が存分に発揮されています。

新曲は、オルタナティヴR&Bというジャンルで、柔らかな質感が際立っています。また、Jamiroquaiのドラマーとして知られるDerrick McKenzieが与えるグルーヴも加わり、どこか時代を超えた普遍性を感じさせる楽曲に仕上がっています。この「The Present」は、2024年夏にロンドンで行われたセッションから生まれており、Mishaとcocabona、そしてDerrickとの即興ジャムがきっかけとなりました。

そのセッションのエネルギーが、曲の核となる魅力を形成しているのです。その後、Joya Mooiがオランダに戻り、ヴォーカルを録音しました。彼女の歌声に重ねられた感情と明晰なメッセージが、まさにこの曲の本質を際立たせています。Joyaは「The Present」について、心と身体が“今ここ”に存在することの豊かさの瞬間を描いていると語っています。そして、外部の期待に流されず、自分自身の内面に耳を傾けることの重要性を示唆しています。

Mishaとcocabonaは、フィンランドのビートシーンで出会い以来、多彩なアーティストとのコラボレーションを展開してきました。彼らがこれまでに関わってきたアーティストには、Lalah HathawayやAmber Navran（Moonchild）、Talib Kweliなどが含まれ、ジャンルを超えた独自の音作りに挑戦しています。その結果、彼らの音楽はJamz Supernova、Soulection、Wonderland Magazine、Okayplayerなどのメディアでも紹介され、ストリーミング再生回数は驚異の2億回を超えました。

今回の「The Present」は、彼らの初の共同EP『JOMO（Joy Of Missing Out）』からの第一弾シングルであり、EP全体は2025年9月26日にリリースされる予定です。「The Present」は『JOMO』の世界観を先取りし、多くのリスナーの期待を一層高めています。

新しい音楽シーンの潮流の中で、Misha、cocabona、Joya Mooiのコラボレーションが生み出す音楽に注目です。彼らの創造力が紡ぎ出すサウンドは、聴く人に新たな発見を与えてくれることでしょう。ぜひ、配信リンクを通じて「The Present」をチェックしてみてください。音楽は時代や国境を超え、私たちの心をつなぐ力を持っています。