日本限定モデル「Tangente Japan Blau」
ドイツの時計ブランド、ノモス グラスヒュッテが3月に新たに発表した「Tangente Japan Blau」は、浮世絵の美しい青色からインスパイアを受けた日本限定モデルです。この腕時計は、1992年に発表されて以来、ノモスのアイコニックなピースとして常に人気を博してきた「タンジェント」を基にしています。2025年の特別な年に、浮世絵から影響を受けたデザインで私たちの目を楽しませてくれます。
ベルリナ藍の魅力
「Tangente Japan Blau」の最大の魅力は、その文字盤に宿る浮世絵ブルー。18世紀初頭に発見された「ベロ藍」という染料は、ベルリンの地名に由来し、葛飾北斎や歌川広重といった浮世絵師たちに愛された青色です。この青色は、浮世絵作品において空や波の表現に奥行きを与える画期的な色調として、今もなお多くの人々に親しまれています。ノモスのこの新作も、その伝統を引き継ぎつつモダンなデザインを融合させた一品です。
設計の美しさ
「Tangente Japan Blau」は、乳白色の文字盤に生き生きとした青色のインデックス、そしてドイツ伝統の青焼き針をセットしたデザインが特徴です。この色使いは、日本の美意識を巧みに表現しています。ノモスが拠点をおくベルリンのデザインチーム、ベルリナブラウが手がけたこの時計は、シンプルさを重んじるノモスの哲学を体現しつつ、日本の伝統美も盛り込まれています。
日本限定モデルの特別仕様
このモデルには、日本限定の証として「TANGENTE SONDERMODEL JAPAN」という刻印とシリアル番号が施されています。また、ストラップには視覚的な美しさを引き立てるために、ホーウィン社製のブラウンへり返しコードバンを使用し、ディプロイメントバックル付きで機能性も兼ね備えています。正確な時を刻むのは、グラスヒュッテで生産された手巻きの自社製アルファムーブメントで、信頼性も高いです。
特製スリーブとレザーケース
また、葛飾北斎の名作「冨嶽三十六景《神奈川沖浪裏》」をモチーフにした特製スリーブとトラベル用のレザーケースもセットに付いています。この特製ケースは、時計だけでなくデザインそのものを楽しむことができる嬉しいアイテムです。
商品情報
新作は2種類あり、それぞれ違った魅力を持っています。
- 価格:382,800円(税込)
- 限定15本販売
- 価格:382,800円(税込)
- 限定35本販売
どちらもケース径は35mm、厚さは6.6mmのスリムなデザインで、風防にはサファイヤクリスタルを使用。防水性能は3気圧防水で、普段使いにも適した仕様です。ご興味のある方はぜひ、ノモスブティックや正規販売店をご覧ください。
ノモス グラスヒュッテは、1990年にドイツのグラスヒュッテに創業以来、厳格な製造基準を守り続け、デザインやムーブメントのクオリティにも妥協しない熱意を持っています。「Tangente Japan Blau」はその精髄が込められた、特別な一品です。