反万博特集上映
2025-08-12 11:02:50

全国の芸術ファン必見!反万博特集上映とシンポジウムが開催

加藤好弘とゼロ次元の反万博活動に迫るイベント



今年5月、株式会社河出書房新社によって刊行された『反万博の思想 加藤好弘著作集』。この著作集は、加藤好弘と彼が結成した前衛芸術集団〈ゼロ次元〉の活動を再評価する画期的な一冊です。この出版を記念して、全国各地で行われるイベントは、現代美術や現代社会の問題について深く考える貴重な機会を提供します。

「反万博特集上映」大阪での開催



特に注目を集めるのは、大阪での「反万博特集上映」です。これは万博開催中の大阪で、9月5日から7日までの3日間にわたり行われます。この上映では、加藤自身の代表作である『いなばの白うさぎ』(1970年、オリジナル版)や、同時代の映画作家たちによる貴重な作品も上映される予定です。上映の合間には、映画や現代美術、社会思想に通じたゲストによるディスカッションも行われ、参加者は多角的な視点から「反万博の思想」について考えを深めることができます。

上映スケジュール


  • - 9月5日(金)19:00 - 加藤好弘『いなばの白うさぎ』(オリジナル版)、上映前トーク有
  • - 9月6日(土)11:30 - 加藤好弘『いなばの白うさぎ』(スペシャル・エディション[2017年])を含む3作品上映、上映後トーク有
  • - 9月6日(土)13:50 - 岡部道男『クレイジー・ラブ』、上映後トーク有
  • - 9月7日(日)11:30 - 末永蒼生の4作品を含む上映、複数のトークセッション有
  • - 9月7日(日)14:00 - 足立正生らによる『略称・連続射殺魔』、上映後トーク有

会場はシネ・ヌーヴォで、入場料もとてもリーズナブルです。各種の上映作品が全て、過去の映画表現と現代の社会問題を結び付ける貴重な素材となっています。

東京での展示「前衛芸術と宗教からみた万博と反万博」



また、同時期に東京では「前衛芸術と宗教からみた万博と反万博」という展示も行われます。9月30日から10月11日の間、多摩美術大学の附属施設で、万博に対する宗教的、芸術的視点からの多様な資料が紹介され、当時の社会運動と反万博の意義を掘り下げます。この展示は現代の視点からも反万博運動がどのように現代社会に影響を与えているのかを考察する機会となります。

シンポジウム「ゼロ次元と戦後名古屋の大衆文化を探る」



さらに、10月25日には名古屋造形大学でシンポジウムが開催され、加藤好弘とゼロ次元の活動が名古屋の大衆文化に与えた影響について議論が交わされます。このシンポジウムでは、加藤の作品のみならず、当時の名古屋の文化的背景の検証が行われ、多様な視点からの意見が活発に交わされます。

まとめ



加藤好弘が導く反万博の思想は、ただの芸術活動にとどまらず、社会への問いかけとしても意義深いものです。全国各地で開催されるイベントに足を運ぶことで、私たちの時代や未来についての考察を新たにする機会を得ることができます。芸術と社会問題についての理解を深めるため、ぜひこうしたイベントに参加してみてはいかがでしょうか。


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