広瀬すずが挑む、スマホ依存を乗り越えるためのゲームとは？

新たな夜の習慣を提案する「SLEEP SWIPE GAME」

ソフトバンクが発表した新しいプロジェクト「SLEEP SWIPE GAME」は、スマートフォンとの付き合い方を再考するための挑戦的なゲームです。このゲームは、知名度の高い女優、広瀬すずさんが出演する特別な企画で、ユーザーに対して「深夜のスマホ利用」を見直すきっかけを提供します。

1. ゲームの概要

このゲームは、熟睡の日である10月9日から開始され、1週間のみの特別企画です。午後10時から午前5時までの間、TikTokで配信されるショート動画において、広瀬さんが次々と登場します。プレイヤーは彼女に出会うことでゲームオーバーとなり、その瞬間に「スマホを閉じて寝る」というルールが設けられています。

広瀬さんは、ゲームスタート時に「遅くまでベッドでだらだら動画を見続けちゃうあなたへ」と呼びかけ、視聴者に対してスマホを置いて睡眠を促します。このユニークなアプローチは、現代人が抱えるスマートフォン依存の問題に対して、親しみやすく且つ効果的にメッセージを伝えています。

2. スマホ利用実態調査の結果

ソフトバンクが実施した調査によると、スマートフォンを日常的に利用する500人を対象にした結果、約81.6％が寝室にスマホを持ち込み、65.2％が夜ふかしを経験していることが明らかになりました。そのうち、80.7％が1時間以上の睡眠時間を削っていると回答しています。この数字は、スマホの利用が睡眠時間にどれほど影響を与えているかを示しています。

特に、SNSや動画コンテンツに影響されて夜ふかしをする傾向が強く、最も多い理由として「YouTubeを見ていた」との回答が42.3％を占めています。つまり、娯楽として利用しているスマホが、逆に健康に悪影響を及ぼす結果につながっていることが浮き彫りになっています。

3. 広瀬すずさんの思い

広瀬すずさんは、「深夜にスマホを見すぎてしまった」という経験を尋ねられると、友人とのコミュニケーションで気が付くと遅くまで起きてしまうことがあると語りました。彼女自身もスマートフォンの利用を制限する努力をしており、「目がさえて元気になってしまう感覚がある」とも述べています。

また、広瀬さんは未公表のプロジェクトでも寝る前に動画を見たい気持ちを抑える取り組みをしていると明かしました。このように、彼女自身がもつリアルな生活感が、視聴者に対する説得力を増す要因となっています。