エルモが届ける新たなラップ世界「エルモの Like It ラップ」
高い人気を誇るキャラクター、エルモが新たなテレビシリーズ『エルモの Like It ラップ』を引っ提げて、4月2日からNHK Eテレで放送されることが発表されました。このシリーズでは、エルモが日本各地の子どもたちと共に、彼らの「好きなこと」や「夢」を楽しくラップにのせて表現するという革新的な試みが行われます。
番組の背景と目的
セサミワークショップが手掛ける本シリーズは、子どもたちの創造力や自己肯定感を高めることを目指しています。エルモのパートナーとして登場するクッキーモンスターや、時々登場する自閉症の女の子ジュリアと共に、子どもたちがどのように自分らしさを表現するのかを描きます。出演する子どもたちは、自分自身のオリジナルラップを作成し、テレビ視聴者にもその魅力を伝えます。
番組のプロデューサー、長岡学氏は「子どもたちが学業や社会生活で抱えるストレスは増加しており、そのために心の健康や自尊心を育むことがとても重要になっている」と述べています。『エルモの Like It ラップ』は、まさにそうした課題に応える内容となっています。
放送の詳細
『エルモの Like It ラップ』は、毎週水曜日の午前7時から放送され、全22話で構成されます。各エピソードは約3分間で、子どもたちがクリエイティブにラップを披露する時間です。これにより、視聴者はエルモや仲間たちからのメッセージを受け取り、自分の好きなことを大切にするよう促されます。
コラボレーションと展望
NHKエデュケーショナルによる新番組『The Wakey Show』内での放送となります。DJウェイキーが愉快な仲間たちと共に、子どもたちに世界の面白さを伝えます。ウェイキーもエルモたちと友達であり、彼らの自己肯定感を育むためのプログラムが展開されます。
佐藤正和シニアプロデューサーは「人気のラップを使ったこの試みが、多くの子どもたちの心の開放につながることを期待しています」と語っています。
セサミワークショップの役割
セサミワークショップは、1971年からNHK Eテレで放送されていた『セサミストリート』の制作を手掛けてきた非営利団体で、教育とエンターテイメントを融合し、子どもたちの心を育んできました。最近では、SDGsこどもユニットとコラボした「We Belong わたしたちのうた」や、ユニセフとの共同キャンペーンも展開されています。
まとめ
『エルモの Like It ラップ』は、子どもたちが自分自身を表現し、感情を他者と共有することで、より豊かな心を育むためのプラットフォームです。4月からの放送を通じて、エルモや仲間たちがこの新しいアプローチを通じて教育効果を生むことを期待しています。この春、子どもたちにとって新たな冒険が始まります。ぜひチェックしてみてください!