謎と狂気が交錯する新ドラマ『エリカ』の完成披露イベント
2025年8月1日、フジテレビ本社マルチシアターにて、原作・楠本哲のサイコホラーコミックスを実写化した新ドラマ『エリカ』の完成披露イベントが開かれました。このドラマはFODでの独占配信が予定されており、毎週金曜日の20時に最新話が公開されます。
期待を超えるホラー作品の誕生
『エリカ』は、2014年に発表された楠本哲原作の伝説的なホラー漫画です。本作では、エリカ役に茅島みずき、教師の青嶋役に渡辺大知が起用されています。原作漫画は、ショッキングな展開や異常な執着心を描いた作品として、ホラー愛好者の間で幅広い支持を受けています。
完成披露イベントには、特に注目されている主演の2人が登壇し、撮影秘話や作品について語る場となりました。残念ながらイベント自体の模様は後日FODでの配信が予定されていますが、ここではイベントを通じて明らかになった様々なポイントをお届けします。
茅島みずきと渡辺大知のコメント
イベント中、茅島は「岡本玲さんのVTRを見た時、本物の存在感に本当に驚かされました」と振り返り、撮影中の苦労や心境を語りました。彼女は「エリカの狂気的な執着心をどのように表現するかにとても苦心しました」とも述べ、この役柄に対する強い思い入れを示しました。
一方、渡辺は「撮影初日はとても緊迫した空気の中で進んだ」と明かし、「エリカとのシーンでは、時に心が削られるような感覚を覚えましたが、それでも彼女の明るさには救われる部分もありました」と、その演技力について感心の念を述べました。
ドラマの見どころ
茅島は「エリカの青嶋先生に対する心の変化や表情に注目して見てほしい」と期待を込めました。渡辺も「彼女の存在力と演技には本当に圧倒されます。そして『あなただけを想い続ける』というエリカの言葉が持つ狂気は、普通では考えられない圧力を感じます」と語り、その緊張感が視聴者にどのように伝わるのか楽しみだと述べました。
さらに、2人の推しシーンにも言及。「エリカと青嶋が対峙するシーンが特に印象に残っている」と茅島が言うと、渡辺も「エリカの家のセットが特にリアルで、エリカの過去を感じさせる要素が多かった」と呼応し、両者ともにその緊迫感に魅了されたことが伺えました。
加工された美術と恐怖のビーフシチュー
作品の中で、茅島が演じるエリカが青嶋に作るビーフシチューについてのコメントも興味深いものでした。「『これ、食べられるの?』などという疑問が湧くような見た目でしたが、青嶋先生には美味しそうに食べていただく必要があったので、大変な思いをしただろうなと思いました」と茅島は述べ、その苦労が伝わるエピソードが披露されました。これは、かなりの演技力を必要とするシーンだった様子です。
主題歌とダンスの振付にも注目
主題歌『distortion』は、ドラマの雰囲気に完璧にフィットしており、茅島はその振付も作品を象徴する重要な要素であると力説しました。彼女のダンスがエリカの不気味さを表現しているため、視聴者にとっても印象的な瞬間が多くなることでしょう。
ドラマは全6話で構成され、緊迫した展開が続く中で、人間ドラマや青春の切なさも描かれていくとのこと。茅島みずきと渡辺大知、そしてその他のキャストたちが紡ぎ出すこのドラマは、ただのホラーにとどまらない深みを感じさせます。蛮勇な一歩を踏み出す彼らの演技を、ぜひこの夏、FODで体感してほしいと思います。