2006年に公開されたアニメ映画「パプリカ」が、2026年で公開20周年を迎えました。この記念すべき年を祝うため、4Kリマスター版の全国リバイバル上映が2026年1月2日(金)からスタートします。
「パプリカ」は、監督の今 敏、原作の筒井康隆、制作のマッドハウスという豪華なクリエイターたちによる、夢と現実が交錯する独特のストーリーを持つ映画として、多くのファンに愛され続けてきました。この作品は、世界各国の映画祭でも高い評価を受けており、映画史に名を刻む名作の一つとされています。
4Kリマスターで甦る映像美
今回のリバイバル上映は、4Kリマスター版ということで、今 敏の独特な映像表現がさらに鮮やかに、より近い形で体験できます。作品内で描かれる夢の世界は、一般的なアニメーションの枠を超え、観客を未知の異空間へと誘います。
また、音楽には平沢進を起用しており、視覚と聴覚の両方からのアプローチで観客を夢の中へといざなう独自の世界観が展開されます。是非とも、この機会に劇場の大画面で堪能してください。
全国の上映劇場
全20カ所以上の劇場での上映が予定されており、北海道から沖縄まで広がる上映地の中には、東京都内の「TOHOシネマズ 新宿」や「渋谷シネクイント」、大阪の「TOHOシネマズ 梅田」など、多くの主要劇場が含まれています。各劇場ごとに上映日や時間が異なる場合がありますので、事前に公式サイトや各劇場の情報をチェックすることをおすすめします。
今 敏シアターの開催
さらに、上映劇場の一つであるシネクイント(東京・渋谷)では、今 敏監督の作品を特集した「今 敏シアター KON’S THEATER」を2026年1月2日(金)から1月25日(日)まで開催します。この期間中は、今監督が手掛けたアニメーション作品4作品の一挙上映や、貴重な資料の展示、グッズの販売も行われる予定です。詳細については、シネクイントの公式HPやSNSでの情報発信をお見逃しなく。
「パプリカ」の4Kリマスター版上映と、今 敏監督の世界を体験できる貴重な機会です。ぜひ、心を奪われる夢の体験を味わいに、劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
受賞歴とあらすじ
「パプリカ」は、精神医療研究所が開発した他人の夢を共有できる技術「DCミニ」が盗まれたことから始まる物語。奇妙な夢に悩まされる研究員たちを救うため、セラピストの千葉敦子は、人体実験の被験者である夢探偵「パプリカ」となり、迷宮のような夢の中に飛び込む。果たして彼女は夢の中の混乱を解決できるのか?
この映画は、世界中の映画祭で数多くの賞を受けており、その評価は今も色あせません。新たな形で蘇る「パプリカ」をお見逃しなく!