スイスの名時計メーカー、ルイ・エラールの新作「TIME EATER III」発表

スイス時計ブランド「ルイ・エラール」が新作発表

スイスの腕時計ブランド、ルイ・エラールが、世界的に名高い時計デザイナー・コンスタンチン・チャイキンとのコラボレーションによる新作「TIME EATER III」を発表しました。この時計は、2025年6月下旬に限定178本としてリリースされる予定です。

第3弾となるコラボレーション

ルイ・エラールは、過去にリリースした「Wrist Monster（腕上の怪物）」シリーズを踏まえた新しい作品を展開しています。第1弾と第2弾は、ダイナミックなデザインとユニークなコンセプトから、すぐに売り切れとなり、多くの時計コレクターを魅了しました。

「TIME EATER III」は、スラブの伝説に登場する怪物、Likho（リホ）に焦点を当てたデザイン。また、新作も同様に、過去の作品と同じく、革新的なアイデアが盛り込まれています。製作シリーズが完売した後に登場するこの新作は、受け継がれた遺産と最新の技術を融合させた意欲作です。

特徴的なデザインと高性能

この新作の名前である「TIME EATER」は、時を食べる怪物というコンセプトから来ています。その独特のデザインは、12時位置に設けられた目に見える時表示ディスク、ユニークなデザインの分針、そしてモンスターの特徴を生かした秒表示を採用しています。特に6時位置には、怪物の鋭い歯を想起させるスピニングディスクがデザインされており、目を引きます。

時計のムーブメントには、スイス製の自動巻きレギュレーターSW266-1を搭載しており、高い精度が保証されています。このムーブメントが特徴のレギュレーター表示を、独自のデザインで展開します。

さらに、豪華なケースサイズ42mmは、ステンレススチール製で、裏蓋には「Limited Edition of 178」の刻印が施されています。ストラップには、ブラックトード（蛙）レザーとブルーのラビットレザーが組み合わされ、視覚的にも非常にスタイリッシュです。

限定発売と期待感

ティーザー的要素を持つ「TIME EATER III」。ルイ・エラールは時計の数少ないコレクションを保護しつつ、質の高いアイテムを求めるコレクターの期待に応えていこうとしています。

特に、時計の価格は税込1,089,000円となっており、コレクターアイテムとしての価値が高いことを感じさせてくれます。合理的な価格設定に加え、制作数が178本に限られているため、完売が予想されます。

コンスタンチン・チャイキンについて

時計デザイナーのコンスタンチン・チャイキンは、2003年に自身のブランドを設立し、莫大な数の時計設計と革新的な製品を世に送り出してきました。彼は独立時計師アカデミーのメンバーでもあり、それぞれの時計に独自の哲学と創造的なデザインを込めています。

彼の作品には、世界的な評価を得ており、多くの高級時計ファンから支持を集めています。時計の中に怪物の魂を吹き込む彼の作品は、次世代の時計デザインの枠を超えて挑戦し続けます。

このルイ・エラールとコンスタンチン・チャイキンの新しい挑戦、どのように評価されるのか、今後の動向から目が離せません。