ロロ・ピアーナの挑戦
2026-08-27 13:41:02

ロロ・ピアーナがUNCCD COP17に参加し持続可能な未来を模索

ロロ・ピアーナがUNCCD COP17に参加し持続可能な未来を模索



ロロ・ピアーナは、モンゴルのウランバートルで開催されるUNCCD(国連砂漠化対処条約)COP17に参加することを発表しました。この会議は、砂漠化や土地の劣化、乾燥に関する課題に焦点を当て、持続可能な開発に向けて国際的な解決策を模索する場です。会議は8月17日から28日まで行われ、特に乾燥地域の人々の生活支援や食料安全保障、地域の生態系保護に携わるプロジェクトが紹介されています。

ロロ・ピアーナのイニシアチブの一つとして展開されるのが「Resilient Threads(レジリエント・スレッド)」プロジェクトです。このプログラムは2025年まで続く多年度プロジェクトで、特にスフバートル区における生物多様性や、モンゴルのカシミヤ生態系の保護を目指します。モンゴルのカシミヤ協同組合と遊牧民のコミュニティを支援し、地域経済のレジリエンスを向上させることが狙いです。

ワンヘルスのアプローチ


このプロジェクトには、人と動物、環境の福祉を一体的に捉える「ワンヘルス」アプローチが採用されています。今年度は、スフバートル・ソムに移動式ワンヘルスハブが設置され、医療と獣医療を統合したサービスが提供されました。このハブは地域の牧畜民約75名を支援し、健康診断や獣医相談を行い、さらには羊毛の刈り取りに関するトレーニングも実施しました。

また、モンゴル生命科学大学との連携により、ワンヘルス・マスタークラスの開発も進んでおり、これは次世代に向けて生物多様性と健康、エコシステムに関する包括的な理解を促す内容となっています。

生物多様性センターの設立


この活動の一環として、スフバートル区に「ムンクハーン生物多様性センター」が開設され、こちらも同プロジェクトの重要な基盤として機能します。このセンターは生物多様性の保全や放牧地の再生に向けた取り組みを促進し、実践的な活動が行われています。また、地域の伝統的知識を普及させるとともに、学生向けの訪問プログラムも組まれています。

ゾドへの対応策


モンゴルの冬は厳しく、ゾドと呼ばれる寒波が動植物や人々に深刻な影響を与えています。ロロ・ピアーナは、この影響を評価し、適応策の普及に力を入れています。特に家畜へのワクチン接種や、シェルターの維持・強化、医療サービスの活用を促進しています。これらの対策によって遊牧民の生活を支え、レジリエンスを向上させることが目指されています。

バヤンデルゲル・レッド・ゴートの再生


このプロジェクトでは、モンゴルの貴重な品種であるバヤンデルゲル・レッド・ゴートの保全にも力を入れています。このヤギは上質なカシミヤを生産するため、国の資源として重要です。しかし、2023年に発生したゾドによって、その85%以上が失われるという危機的状況に直面しました。その結果、ロロ・ピアーナは、繁殖計画や健康管理プログラムを導入し、再生を目指しています。今年度には650頭以上の子ヤギが誕生し、繁殖管理の成果が現れています。

LVMHグループとしての取り組み


ロロ・ピアーナは、LVMHグループの一員として、責任ある調達と生態系保護の重要性を訴えています。サステナブルなサプライチェーンの確立に向けて、モンゴルを含む様々な地域での長期的なパートナーシップを大切にし、地域社会への投資を行いながら持続可能なビジネスモデルを構築しています。

まとめ


ロロ・ピアーナのUNCCD COP17への参加は、環境保護や持続可能な経済の実現に向けた重要な一歩です。地域の文化や環境に配慮しながら、未来に向けた新しい方法を見つけ出そうとする姿勢が伺えます。今後もこの取り組みがモンゴルの地域社会および生態系にポジティブな影響を与えることが期待されています。


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