孤独を乗り越える冒険!ボードゲーム『コドクエ』が登場
株式会社カヤックが愛知県豊田市の合同会社なんつなと共同制作したボードゲーム『コドクエ』が、孤独や孤立への理解を促進する新たな試みとして登場しました。このゲームは、単なるエンターテインメントを超え、実社会の人々にとって現実的な課題である孤独・孤立の問題を考えるきっかけを提供します。
ゲームの目的と背景
『コドクエ』は、孤独や孤立が誰にでも訪れうる現象であるという認識を深め、コミュニティへ参加することの重要性を楽しく学ぶことができるボードゲームです。3月16日の日曜日、スカイホール豊田で開催される「WE LOVE とよたフェスタ」において、体験ブースが設置され、その後もさまざまなイベントでプレイの機会が提供される予定です。
この取り組みは、昨年施行された「孤独・孤立対策推進法」を背景に、特に予防の観点から若い世代をターゲットにした意識啓発の一環として実施されます。豊田市では市民活動を通じて孤独・孤立対策を推進しており、カヤックが持つゲーム制作のノウハウを活用してこのプロジェクトが進められました。
新たな試みとしてのゲーム制作
孤独や孤立の問題は特に20〜30代に多く見られるとされ、これまでシニア層の問題として捉えられがちでした。しかし、孤独管理が年代や性別を問わない課題であることを伝えるため、『コドクエ』では子どもから大人まで、家族や友人と一緒に楽しむことができる構造が組まれています。ゲームを通して、孤独やつながりについての新たな視点や意識が生まれることを期待しています。
ゲームの魅力
1. 疑似体験による学びの場
ゲームの中ではプレイヤーが孤独な勇者となり、仲間を集める冒険を通して、孤独やコミュニティの重要性について考えることができます。この経験が、実生活におけるつながりの大切さを教えてくれるのです。
2. 市民の声を反映
ゲーム制作の過程では、豊田市内の市民50名と意見交換が行われ、実際の街並みや地域資源をゲームの中に取り入れることで、プレイヤーが地域への愛着を持てるよう工夫されています。建物やイベントがリアルに描かれているため、プレイヤーは親しみを感じながらゲームを進められます。
3. プロフェッショナルの集結
ゲームデザインには、著名なゲームクリエイターカナイセイジ氏と人気ボードゲームメーカーJELLY JELLY GAMESのゲームデザイナー秋山昂亮氏が参加。さらに、クリエイティブディレクターの安藤耀司氏がプロデュースし、アートワークにはSORAGAME STUDIOが手掛けています。これによって、本格的なゲーム性が実現し、楽しみながら学べる内容に仕上がっています。
今後の展開
『コドクエ』は、「WE LOVE とよたフェスタ」のブースで、ゲームを直接体験できる機会が設けられます。参加者は、ゲームを教えるスタッフから直接指導を受けられ、自由にプレイすることが可能です。このブースは、参加することで自然と孤独やつながりについての議論が生まれる場となることを目指しています。
今後は、ボードゲームの特性を生かし、誰もが立ち寄りやすい場所に設置して、「孤独」や「つながり」について考えるきっかけを提供していく予定です。
第8回 WE LOVE とよたフェスタ概要
- - 日時: 3月16日(日曜日) 10:00〜15:30
- - 場所: スカイホール豊田 (豊田市八幡町1-20)
- - ブース: メインホール るんるんブロック 17(合同会社なんつな)
公式サイト:
WE LOVE とよたフェスタ
会社情報
株式会社カヤックは、新しい体験を届けることをモットーに、ゲームアプリや広告・Webサイト制作、コミュニティ通貨など、多様な分野でのクリエイティブなコンテンツ開発に注力しています。ユニークな人事制度を持った会社は、まさに今注目の企業です。
株式会社カヤック 公式サイト
孤独を理解し、つながりを育むためのこの新しいボードゲーム、ぜひ体験してみてください。